親子で読書コーチング

2児の母でもあるライターが、おすすめ本や子どもの学力アップのための情報などをご紹介します。

「ドラゴン桜」から学ぶ『東大合格必勝法・家庭の10ヵ条』と中学受験の場合の『家庭の10ヵ条』

こんにちは!

以前にも紹介させていただいた「ドラゴン桜」。先日の日曜日(5/16)は第4話目でしたが、ご覧になられましたか?気になった点をピックアップしてご紹介しますね。

 

 

f:id:Hasemari:20210519132342j:plain

受験生がいる家庭の10ヵ条

今回の注目点は、東大専科に在籍している生徒の母親に対して桜木先生が提示した『東大合格必勝法・家庭の10ヵ条』です。

その内容はというと、

 

『東大合格必勝法・家庭の10ヵ条』

  1. 一緒に朝ご飯を食べること
  2. 何か一つでも家事をさせること
  3. 適度に運動させること
  4. 毎日同じ時間に風呂に入らせること
  5. 体調が悪いときは無理させず、休ませること
  6. リビングはいつでも片付けておくこと
  7. 勉強に口出しをしないこと
  8. 夫婦仲を良くすること
  9. 月に一度家族で外食すること
  10. この10ヵ条を父親と共有すること

 

意外と普通のルール?

どうですか?『東大合格必勝法』というとどんなずごい内容なのかと思っていたのですが、意外と“普通”のことだったり、「えっ、勉強に関係あるの?」ということだったり。とにかく、

「“生活のリズム”や“家庭の雰囲気”を大切にしよう」

というのがこの10ヵ条の趣旨なのではないかと思います。まずはこれらをベースして、あとは自分の勉強をしっかりする、というのが合格への道なのかと。

 

わが家にも大学受験を控えた高3生がいますが、う~ん、半分くらいはできてるかな?という感じです。特に気をつけたいのは、3と7。本人がかなり運動不足気味なのと、私がついつい勉強に対して口出しをしてしまうことが注意点です。10は、父親も一緒にドラマを観ていたので◎。

それから、9の「月に一度家族で外食すること」は、ドラマで桜木先生は「外食じゃなくて旅行でもいい。毎年夏に旅行にいくのが恒例だったら、受験生だからといってやめなくていい」というようなことを言っていました。今はコロナで外食も旅行もしにくいと思いますが、勉強ばかりではなく気分転換は必要。それも、家族と一緒に、いろいろ会話をしながら、というのが理想的なのではないかと思います。

 

中学受験の場合は?

わが家では息子は2人とも中学受験はせず、公立の中学校と高校に通っていますが、もし中学受験をする家庭だったら、上記の10ヵ条はどのようになるのか考えてみました。

 

『中学受験必勝法・家庭の10ヵ条』

  1. なるべく一緒に食事し、一緒に風呂に入ること
  2. 何か一つでも家事をさせること
  3. 適度に運動させること
  4. 毎日同じ時間に起き、同じ時間に寝ること
  5. 体調が悪いときは無理させず、休ませること
  6. リビングに本(児童書・図鑑・辞書等)を置いておくこと
  7. 勉強の目的や目標を親子でしっかり話し合うこと
  8. 夫婦仲を良くすること
  9. 家族で外出や旅行をし、実体験を積み重ねること
  10. この10ヵ条を父親と共有すること     


赤字部分が、中学受験用にアレンジした箇所です。もちろん、これらをベースにしてしっかりと勉強をしていくことが重要かと思いますが、これは中学受験をしなくても子育ての上で大切なことだと思います。なので、この10ヵ条の別タイトルは、

「賢い子に育てるために家庭で気をつけたいこと」

 

全体としての趣旨は、東大合格必勝法の場合と同じく

「“生活のリズム”や“家庭の雰囲気”を大切にしよう」

というものですが、特に小学生の家庭では

「親子の会話や実体験を大切に」

ということを心がけると、お子さんの学力のベースや考える力なども伸びるのではないいかと思います。

 

学力を伸ばす家庭のルール

中学受験向け10ヵ条の中の6「リビングに本(児童書・図鑑・辞書等)を置いておくこと」は、以前にも過去記事でもお伝えしていますが、東大生のような“賢い”が育つ家のリビングの傾向として言えるようです(もちろん、すべての家庭ではありませんが)。

(過去記事は下記をご覧ください)

 

hasemari.hatenablog.com

 

また、『中学受験必勝法・家庭の10ヵ条』を考える上で参考にさせていただいた「学力を伸ばす家庭のルール 賢い子どもの親が習慣にしていること」では、家庭で学力を伸ばすために大切なことの1つとして、“親子の会話”を挙げています。親は、子どもの話を聞くだけでなく、自分のことを子どもに話したり、ディスカッション(対話)したりすることで、子どもは対等に扱われていると感じ、自己肯定感が育まれ考える力なども伸びる、と。

【参考文献】
「学力を伸ばす家庭のルール 賢い子どもの親が習慣にしていること」
汐見稔幸・著 小学館 
 
 

著者の汐見稔幸(しおみとしゆき)先生は、教育学者で東京大学名誉教授でもあり、進学塾の講師や中高一貫校の校長なども務めた経歴があります。上記の書籍は、発行年が古く手に入りにくいかもしれませんが、今でも充分参考になることがたくさん書かれています。

 

また、参考になりそうな内容をご紹介させていただきますね。

今日も長文をお読みいただき、ありがとうございます!