親子で読書コーチング

2児の母でもあるライターが、おすすめ本や子どもの学力アップのための情報などをご紹介します。

世界や戦争のことを物語で学べる『13歳からの地政学』☆パパママにもおすすめ!

かなり久しぶりの更新です!
はてなブログPLOから無料ブログに変更した為、URLが変わりました。
よろしくお願いします!

以前は「皆さんに役立つ情報をお伝えしなければ!」と少し意気込んだ内容が多かったのですが、これからはあまり気負わず、身の回りで起こったことや息子たちとのエピソード、読んでみてよかった本などをご紹介していこうと思っています。

心機一転で再出発します。どうぞ気軽に読んでくださいね!

 

大人でも難しい世界情勢

さて、最近気になることの一つに、長引いているウクライナでの戦争があげられます。
皆さんのおうちでも、子どもから「なんでロシアとウクライナは戦争しているの?」なんて聞かれて、返答に困った…なんてことはないでしょうか?

そんなときにおすすめの本がこれ。
発売当初から話題でベストセラーになっている『13歳からの地政学』です。

13歳からの地政学

田中孝幸・著  東洋経済新報社


著者の田中孝幸さんは、国際政治記者としてのキャリア20年以上で、40ヵ国以上の国々で取材を重ねられてきました。

本書は、そんな経験に基づく知識を、高校生の兄と中学生の妹を主人公にした物語でわかりやすく紹介してくれます。

地政学ってなに?

そもそも、タイトルにもなっている“地政学”という言葉、最近よく聞きますが、私たち世代では学校で習ったこともなく、具体的にどのようなことを学ぶ学問なのかよくわからない…という人も多いと思います。

一言でいうと、地政学とは「地理的な条件に注目して、軍事や外交などの国家戦略、国同士の関係などを分析し考察する学問」だそうです。

なんか「よくわからない…」という人、多いと思いますが…

 

要は、地理的な条件(海に面してるとか、陸地に囲まれてるとかはかなり重要!)に注目して、その国の歴史や政治、経済、外交関係などを考えていこう、という学問なのかなと思います。

ウクライナでの戦争や日本での物価高なども、地政学の側面から見てみると、「なるほど!」と思えることが多いので、「難しそう」と思わずにぜひ注目してみてください。

物語だから理解しやすい

そんな地政学を親子で一緒に学べるのが、この『13歳からの地政学』です。

登場人物は高校一年生の大樹(だいき)と中学一年生の杏(あん)、それとアンティークショップの店主でその風貌から“カイゾク”というあだ名で呼ばれているおじさん。

大樹と杏の兄妹が、たまたま立ち寄ったアンティークショップでカイゾクと出会い、古い地球儀を見ながら世界のことをいろいろと教えてもらう…というストーリーです。

この本の発行日は2022年3月10日となっているのですが、さすがにまだウクライナでの戦争のことについては書かれていません。でも、ロシアや中国がなぜ領土を広げようとしているのかや、アメリカがなぜ超大国になったのか、などが書かれてあり、今の世界情勢を考える上でのおおまかなことがわかります。

そして、私がとても衝撃を受けた内容は、「核ミサイルが海の中に隠されている」ということ!日本のすぐ近くには、中国やロシアが核ミサイルを隠せる深い海がある…ということを知り、「怖っ!!」と思ったのでした…

お家で話すきっかけに

この本は「13歳から」となっていますが、普段からよく本を読むお子さんだったら小学4年生ぐらいから読めるのではないかと思います。

もう少し小さなお子さんや、高学年でも本を読み慣れていないお子さんには、親御さんがまず読んで、ニュースなどで世界の話題が出たときにでもわかりやすく説明してあげてくださいね。

そして、もっと地政学や世界のことを知りたくなったら、本をステップアップ!
地政学についての本は、マンガでわかりやすく書かれた本もあります。

マンガでわかる地政学 改訂版
茂木誠・監修 池田書店

 

ちなみに、今私が読んでいるのは下記の本です。
地政学の本ではないですが、今の世界情勢のことがよくわかります。

 

「もしコロナ感染症が世界中で広まっていなかったら、ロシアがウクライナを攻撃することはなかったかも…」など、「えっ、そうなの!?」と思うようなことが書かれています。


わかりやすい解説で定評のある池上彰さんの著作でもありおすすめです。

一気にわかる池上彰の世界情勢2023
池上彰・著 毎日新聞出版



これらの本をきっかけに、世界のことに興味を持ったり、親子で会話が広がるといいですね。

お読みいただき、ありがとうございました!

【小学低学年向け童話の選び方】絵本の読み聞かせから童話の“ひとり読み”へ、本の選び方や与え方のコツをご紹介

今回は、絵本の読み聞かせからステップアップして、お子さん自身が童話などの物語本を自分で読めるようになるコツやおすすめ本をご紹介します。

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読み聞かせと同時に

幼児期から絵本の読み聞かせを習慣にしているご家庭は多いと思いますが、小学生になると「読み聞かせはいつまで続ければいいの?」と思われる場合もあると思います。

結論からすると、読み聞かせはいつまでもOKです。「もう自分で読めるから」と無理に卒業させる必要はありません。

お子さんが「読んで」と求めれば、いくつになっても読んであげてくださいね!


もちろん、自分で読みたいお子さんには、いろんな本をどんどん与えて読書ができる環境を作ってあげてください。


一方、自分でなかなか読もうとしないお子さんには、ご家庭での工夫が必要です。
読み聞かせを続けながら、少しずつお子さんが「自分で読みたい」と思うような本を与えてみてください。
「もう自分で読めるでしょ」などと言って無理に読ませるのではなく、お子さん自身が「自分で読みたい」と思えるような環境づくりが大切です。

 

“ひとり読み”への第一歩

お子さんが興味を持ちそうな本を親御さんが選んで、「この本、面白そうだよ」と声をかけてみてください。読もうとしなくても、無理強いはせずに、親御さんが手に取って黙読したりして、親自身がその本に興味をもっている様子を示してください。すると、お子さんも興味を持ち始めることがあります。

与える本は、

  • お子さんが好きな物や人、趣味や習い事に関することがテーマの本
  • 親が子どもの頃に好きだった本や思い出の本
  • ベストセラー本や話題になっている本

などを。その本に関するエピソードを話しながら薦めてみると、より興味を持ってくれると思います。

そして、いきなり自分で読ませようとはせずに、ひと段落ごとやページごとに親と交互に読んだりして、自分で読む練習を少しずつしていけば、無理なく“ひとり読み”にステップアップしていけるはずです。

夜寝る前の読み聞かせが習慣化しているなら、「今日は○○ちゃんが読んでくれる?」など交代制にして練習してもいいかもしれません。

いつもの読み聞かせが、より充実した親子時間になるかもしれませんね!

 

低学年向け童話の選び方

もちろん、文字が大きいことが前提です(漢字がある場合は、たいていルビがふってあります)。
そして、挿絵が多く、絵本感覚で楽しめるような童話から始めてくださいね。

下記に選び方のポイントとおすすめ本をピックアップしてみました。参考にしてみてください。

 

【読みやすさから選ぶ】

特に文字が大きく、文字量も少なめの本。挿絵がたっぷりなので気軽に手に取れます。まだ文字を読むのに慣れていないお子さんは、こんな本からスタートしては?
音読するよう促して、親御さんが横で確認しながら読ませてみてください。

きいろいばけつ
もりやまみやこ・著 つちだよしはる・絵
あかね書房



おおきなおおきなおいも
赤羽末吉・作 
福音館書店


おばけとしょかん
斉藤洋・著 森田みちよ・絵 
講談社

 

 

【ロングセラー本から選ぶ】

昔から読み継がれている本は、やはり子どもを惹きつける魅力にあふれています。幼稚園や学校の図書室、図書館などにもある馴染みのある本なら、お子さんも「この本、知ってる!」と興味を持つかもしれません。

エルマーのぼうけん
ルース・スタイルス・ガネット・著 
福音館書店


ふらいぱんじいさん
神沢利子・著 堀内誠一・絵
あかね書房

 

なぞなぞのすきな女の子
松岡享子・著 大社玲子・絵 
学研プラス

 

【人気シリーズから選ぶ】

シリーズ化されて何巻も出版されている本は、面白くて子どもたちにも大人気です。気に入ったら同じシリーズから数冊読ませて、読むのに慣れてきたら他の童話も投入してくださいね。そのシリーズだけしか読まない、ということにならないように。

 

かいけつゾロリシリーズ
かいけつゾロリのドラゴンたいじ
原ゆたか・著
ポプラ社

 

寺村輝夫の王さまシリーズ
おしゃべりなたまごやき
寺村輝夫・著 和歌山静子・絵
理論社


【興味のあるテーマから選ぶ】

食べ物や動物、乗り物、スポーツなど、お子さん自身が興味のあるものが出てくる本なら、読む楽しみも倍増!親御さんはお子さんが今、何に興味を持っているかなどをリサーチして本選びに役立ててくださいね。
好きなもののほか、日常生活や学校・園などで身近に体験していることがテーマの本もおすすめです。

わかったさんのおかしシリーズ
わかったさんのクッキー
寺村輝夫・著 永井郁子・絵
あかね書房


ペンギンたんけんたい
斉藤洋・著 高畠純・絵
講談社

 

たんたのたんけん 改訂版
中川李枝子・著 山脇百合子・絵
学研プラス


まほうのじどうはんばいき
やまだともこ・作 いとうみき・絵
金の星社

 

まとめ

“読み聞かせ”から“ひとり読み”にステップアップできると、お子さん自身が自由に本を読めるようになり、読書量が格段に増えます。


この過程は、特に親が働きかけなくてもどんどん自分で読みだす“本好きタイプ”のお子さんならスムーズに進みますが、本を読むのに抵抗があったり、本以外に楽しみが多いお子さんはなかなか進みません。

でも、諦めないでくださいね!
「うちの子、全然、本を読まなくて」となげく前に、上記のような工夫をしながら、おすすめ本などから少しずつ試してみてください。

無理強いはせずに、読み聞かせも一緒に行いながら、がポイントです。

親子で“本を読む楽しさ”を実感していってもらえたら嬉しいです。


今回も長文をお読みいただき、ありがとうございます。
何かヒントや参考になることがあれば幸いです。

【絵本の読み聞かせ②】どんな本をどんな風に読めばいいの?『図書館ボランティア講座』から学ぶ年齢別の読み方や絵本の選び方

前回につづき、絵本の読み聞かせについてお伝えします。
読み方のコツや絵本の選び方など、実際にお子さんに読んであげる時に参考にしていただきたいポイントを挙げてみました。

(前回の内容は下記をチェックしてくださいね!)

 

hasemari.hatenablog.com

 

 

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ボランティア講座で学んだこと

読み聞かせのコツなどをお伝えする前に、少し私の体験談を書かせていただきますね。

私が長男を妊娠する1年くらい前のこと。わりと時間があったので、近くの公立図書館が募集していた『図書館ボランティア講座』に応募し、1ヶ月ほど講座を受けました。

講師の先生は、地元の図書館や公民館などで「おはなし会」をされている方々の間では有名だったT先生。小柄でとても可愛らしい声の持ち主で、その講座では、私たち大人の受講生たちを前に、実際の「おはなし会」さながらにいろんな絵本を読んでくださいました。

その時に強く思ったことは、
「大人でも、絵本を読んでもらうってこんなにも楽しいんだ!」
ということ。

 

T先生の読み方がとても上手だったこともありますが、この講座をきっかけに、私は絵本の面白さや読み聞かせの楽しさに目覚めました!


そして、講座の終了後はその図書館のボランティアとして登録し、一年ほど活動しました。活動内容は、グループごとに図書館や児童館で「おはなし会」を開催したり、幼稚園や小学校、地域のイベントなどに呼ばれて絵本や紙芝居を読んだり。とても楽しく貴重な体験になりました。


年齢ごとの特徴と読み方

「図書館ボランティア講座」では、子どもの発達段階に応じた絵本の選び方や年齢別の「おはなし会」の進め方などを学びました。図書館ボランティアとして「おはなし会」を開催するための内容が主でしたが、家庭での読み聞かせにも役立つポイントがたくさんありましたので、私なりにまとめてました。


0~1歳の場合

<特徴と読み方>

お子さんによって違いますが、赤ちゃんは生後10ヶ月くらいから、読んでくれるお父さん、お母さんの声を聞きながら絵本を楽しめるそうです。

読み聞かせは遊びの一環として、気軽に楽しんでください。お子さんが本の方を見ないようなら、声を聞かせるだけでOKです。“子守歌”や赤ちゃんへの“語りかけ”として、やさしい声で読んであげてください。

<おすすめの本>

  • 五感にアピールするようなリズムや繰り返しのある文が書かれた本
  • 食べ物や動物、乗り物など、お子さんが好きな物、興味のある物が描かれた本
  • 絵はなるべく写実的なものがベター(絵本の絵で物の名前を覚えるため)

 

2~3歳の場合

<特徴と読み方>
おしゃべりができるようになり、語彙が豊富になってきます。落ち着いて読み手の声を聞いたり、簡単なストーリーを理解したりできるようになります。

「本を読んでもらう」という楽しさがわかってくる時期なので、どんどん読んであげてください。お子さんが「これ、読んで」と持ってきたら、毎回同じ本でも、否定せずに読んであげてくださいね。

 

<おすすめの本>

  • ストーリー絵本(なるべくハッピーエンドの「行って帰ってくる」物語を)
  • 日常生活が描かれた絵本(食事、トイレ、着替えなど)

 

4~5歳の場合

<特徴と読み方>
想像力が芽生え、好奇心が旺盛になっていろんなものに興味を持ち始めます。徐々に好き嫌いや個性も出てきます。

刺激の強いものに惹かれる年齢でもあるので、テレビやゲームなどは控えめに。可能なかぎり、読み聞かせの時間を作って絵本を読んであげてください。そして、読み聞かせの後は無理に感想を求めず、「本=楽しいもの」というイメージが残るように読んであげてください。

 

<おすすめの本>

  • 物語絵本を中心に、科学絵本・知識絵本などもおり交ぜて
  • 読む本に迷ったら、昔話やロングセラー本を

 

5~6歳(就学前)の場合

<特徴と読み方>
小学校入学を前に、文字や文章を読めるお子さんも出てきます。自分で読めるからと読み聞かせをやめたりせず、どんどん読んであげてください。

読み聞かせの際に、文字を覚えさせようとしたり、自分で読ませようとしたりせず、ここでも「本=楽しいもの」というイメージが残るように読んであげてください。

もちろん、お子さんが字の読み方を聞いてきたら、教えてあげてくださいね。「自分で読みたい」と言ってきたら、黙読ではなく、音読で、親御さんや兄弟に聞かせるように読ませてください。

<おすすめの本>

  • 文章が長めで、少し構成が複雑な物語絵本
  • 絵本だけでなく童話も(挿絵が多く、字が大きめの童話から)

 

小学生の場合

<特徴と読み方>
1年生からひらがなの読み書きや音読を習い、自分でも読めるようになります。本以外の興味も広がってきますが、家庭での読み聞かせはなるべく続けるようにしてください。

低学年のうちは、親子のコミュニケーションの一環としても、夜、寝る前の読み聞かせは続けていきたいですね(親御さんの負担にならない程度に)。

中・高学年になっても、子どもがイヤがらなければ、読み聞かせを続けてくださいね。

 

<おすすめの本>

  • 少し長めの童話(1章ごとなど、少しずつ区切って読む)
  • シリーズで何巻も発刊されている本(シリーズものはたいてい面白く、子どもたちに人気です)
  • 科学の本や知識の本、詩集、海外の物語などいろんなジャンルの本を(親御さんも一緒に学ぶように読むと、お子さんも興味を持ちます)

 

お子さんの発達の段階はそれぞれなので、特徴は参考程度にしてくださいね。

 

まとめ

以上はだいたいの目安なので、お子さんの個性や好きなものに合わせて絵本を選んで、たくさん読んであげてくださいね。

読み聞かせの効果として「学力アップ」という項目もありますが(過去記事をご参照ください)、あまり勉強は意識させず、お子さんにとって「本=楽しいもの」というイメージが広がるように読んであげてください。

親御さんにとっては、くれぐれも「読み聞かせ=義務」にならないように、親子で楽しんでくださいね!


今回も長文をお読みいただき、ありがとうございます!
読み聞かせについてはまだお伝えしたいことがありますので、また次回に書かせていただきますね。

【絵本の読み聞かせ①】苦手なパパ・ママも一緒に楽しもう!読み聞かせの効果と学力につなげるコツ

こんにちは!
今年はコロナ禍で普段の生活やお出かけも制限され、おうちで過ごす時間も長くなっていますよね。そんな時こそ、親子でゆっくり絵本を読んでみませんか?
今回は、「絵本の読み聞かせ」についてお伝えします。

(長くなりますので、2回に分けてお伝えしますね)

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読み聞かせの効果

「“絵本の読み聞かせ”は子どもの発達や親子関係において、とても大切ですよ」ということは、けっこう昔から言われていますよね。
子育て中のお父さん、お母さんの多くはすでにご存じで、実践されている方も多いと思います。

では、絵本の読み聞かせって、実際、どんな効果があるのでしょう?親が子どもに絵本を読んであげる場合の、子どもへの効果を挙げてみますね。

  • 気持ちを落ち着かせる(リラックス)
  • 幸福感を与える(自己肯定感)
  • 親子の絆が深まる(コミュニケーション)
  • 脳の働きが活発になる(集中力・思考力アップ)
  • 好奇心や探求心が広がる
  • 読書習慣がつくきっかけになる
  • 学力アップにつながる(読解力から学力全般へ)

 

また、読み聞かせは、読んでもらう子どもだけでなく、読み手である親にもプラスの効果がたくさんあります。
声に出して読むことで脳の前頭前野が鍛えられて、集中力や思考力、記憶力などがアップするそうです。それに、子どもの反応を楽しみながら読んだり、絵本の内容を味わいながら読むことでリラックスできたり、ストレス解消にもなります。

親にもメリットがある、と思うと、“読み聞かせ”のハードルが少し下がってきませんか?

 

上手く読めなくてもOK!

親御さんの中には、「絵本や読み聞かせが好き」という人もいれば、「本を読むのは苦手」「読み聞かせが苦痛」という人もいると思います。


苦手な人が「子どものために、読み聞かせしなきゃ!」と義務的になるとストレスになり、ますます読み聞かせがイヤになってしまいますが、前述のように「読み聞かせは自分(親)にもメリットがあるんだ」と思うと、少し気持ちが前向きなると思います。

 

また、最近の風潮では、読み聞かせの重要性があちこちで言われるあまり、「育児に読み聞かせは必須」と思いこんだり、「読み聞かせが苦手な自分は母親失格」と思いつめたりする親御さんもいるそうです。

そんなことはないので、もっと気軽に、お子さんや絵本に向き合ってくださいね!


それに、“上手に読む”必要もありません。最近では、アナウンサーの方などが上手に音読したCDが付いている「おはなし絵本」などもありますが、「読むのが下手だから」といってCDなどに頼ってしまうのは少し残念です。

読み聞かせは、読み手の生の声が大切です。それが、お子さんにとって身近な親御さんやおじいちゃん、おばあちゃんだったら、たとえ上手に読めていなくても、お子さんにとってリラックスできる楽しい時間になるはずです。

親は無理しない

毎日毎日、育児や家事、仕事でクタクタになっているお父さん、お母さんにとって、夜、子どもが寝る前の読み聞かせは、「してあげたい」と思っても、体力・気持ち・時間的に「余裕がない」という人も多いと思います。

どちらかと言うと本好きの私も、しんどい時はよくありました


余裕がないときは無理をせず、歌を歌ったり、ちょっとした会話(今日あったことなど)をするのもいいと思います。寝る前に少しでも親子で共有できる時間があるだけで、親子関係やお子さんの情緒も安定します。


自分で本が読めるお子さんなら、代わりに読んでもらうのもいいと思います。
わが家では息子たちが小さかった頃よくこの手を使っていて、「ママ、今日はめちゃくちゃ疲れてるから、代わりに読んで」というと、次男が張り切って読んでくれていました。たどたどしい読み方が寝かしつけ効果抜群で、私が先に寝ちゃってたんですけどね・・・

そんな感じで、親御さんも無理はせず、読み聞かせの効果を意識しながら楽しんでくださいね。

学力アップにつなげるには?

読み聞かせの効果の中で、「学力アップにつながる」という項目を挙げました。お子さんがまだ赤ちゃんや就学前なら、親子の触れ合いや遊びの一環という要素が強いと思いますが、小学生くらいからは、読解力や学力の向上も少し意識しながら、読み聞かせを工夫してみてください。

自分で読めるようになったから、と読み聞かせをやめてしまわないでくださいね!

幼少期の読み聞かせがなぜ学力アップにつながるのかというと、

  1. 読み聞かせをきっかけに自分で本を読むようになり読書習慣がつく
  2. 多くの本を読むことで読解力が身につく
  3. 読解力がつくことで、国語だけでなく各教科の学力に影響を及ぼす

 

上記のような流れから学力アップにつながると考えられ、いくつかの研究でも実証されています。(2009年に文科省静岡大学に委託して行った調査研究でも、読書好きの児童生徒ほど教科の学力が高いという傾向あることがわかったそうです。)


読み方のコツとしては、文字が読めるようになったお子さんへ読み聞かせをする際は、お子さんにも文字を目で追わせるようにしてください。そうすると、自然と文のまとまりが理解できるようになり、段落やストーリーのまとまりなども把握できるようになります。文章を読むのも上手になるので、段落ごとにお子さんと交互に読んだりするのもいいですね。

でも、くれぐれも無理強いはせずに、自然な流れで。あまり勉強要素を出さないように、「本=楽しいもの」というイメージが崩れないように気をつけてくださいね。

 

わが家の読み聞かせ本

息子たちが小さかった頃、どんな絵本を読んでいたか、少しご紹介しますね。

 

<赤ちゃんの頃>

おつきさまこんばんは
林明子・著 福音館書店

夜空に出てきた、まんまるおつきさま。黒い雲がやってきて隠してしまいますが、少しお話して去っていきます。「だめだめ くもさん こないで こないで おつきさまがないちゃう」の文章が好きでした。おつきさまの表情と、やさしい文章に読み手も癒されます。お子さんの初めての絵本に加えてほしい1冊です。

 

<幼児期>

ぐるんぱのようちえん
西内ミナミ・著 堀内誠一・絵 福音館書店

ひとりぼっちのゾウ、ぐるんぱがいろんな仕事を体験しますが失敗ばかり。ぐるんぱが最後につくった幼稚園がほんとうに楽しそうで、「こんな幼稚園に行きたい!」と夢が広がります。

 

どんぐり
こうやすすむ・著 福音館書店

どんぐりに興味を持っていた息子たちにピッタリだった本。どんぐりの種類やどんぐりを食べる動物たちのことなどがわかる科学絵本です。


<小学生の頃>

せかいいちうつくしいぼくの村
小林豊・著 ポプラ社

作者の小林豊さんの講演会に行ったことがきっかけでこの絵本を購入し、幼児期から読んでいました。アフガニスタンの内戦を描いた絵本で、長男は低学年の頃、この本で読書感想文を書きました。その後(小4くらい)、教科書に出てきたので「この話、知ってる!」と喜んでいました。


改めてわが家の本棚を見てみると、福音館書店の絵本が多いことがわかりました。読み継がれている名作絵本が多いですよね。
興味がある絵本があれば、読んでみてくださいね。

 

まとめ

今回は、読み聞かせの効果や、なぜ学力アップにつながるのか、ということをお伝えしましたが、あまり力を入れ過ぎず、気軽に楽しんでくださいね。


「読み聞かせが苦手」という人は、「子どものため!」と思って無理をしすぎず、自分のリラックスのために読んでみたり、自分の好きな本を読んだりして楽しんでください。お子さんも親御さんが楽しんで読んでいる様子を見ると、嬉しくなって、本や読書が好きになるはずです。

長文をお読みいただき、ありがとうございます!

次回では、年齢ごとの傾向や絵本の選び方などをお伝えしています。

 

hasemari.hatenablog.com

 

【夏休みの宿題対策】読書や作文が苦手でも大丈夫!親子で取り組む「読書感想文の書き方」

8月も半ばを過ぎると、親御さんたちはお子さんの宿題の進み具合が気になってきますよね。
そこで今回は、悩みがちな「読書感想文の書き方」について簡単にお伝えしたいと思います。

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本を決める

本は「好きな本」より「書ける本」

読書感想文を書くにはまず、どの本を読んで感想を書くかを決めなくてはいけませんが、ここからつまずいてしまうお子さんも多いようです。お子さん自身に本選びを任せて、「好きだから」とか「面白かったから」という理由で決めると、いざ原稿用紙を前にして書き出そうとしても内容がふくらまず、規定の枚数(文章量)がなかなか書けないという事態になります。

そうならないために、本を決めるときは「この本で感想文が書けるか」という視点で考えてみることを、親御さんからお子さんにアドバイスしてあげてください。

 

ポイントとしては、ただ「面白かった」「感動した」という感想だけでなく、

  • 具体的に、どこが面白かったか、なぜ感動したのかなどが述べられるか
  • 自分の体験などと比較して感想を述べられるか
  • 自分ならどうするか、など考えが述べられるか
  • この本を読んだことで考えが変わったことなどがあるか

など、イメージや考えがふくらむ本であるかどうかを、決める際にチェックしておくとかなり書きやすくなります。

 

「感想が書ける本」の選び方

理想は、夏休み前から数冊本を読み、その中から、感想文が「書けそうな本」「書きたい本」をお子さん自身が選ぶ方法ですが、なかなかうまくいきませんよね。
特に、読書が苦手なお子さんの場合や「じっくり本を選んでいる時間がない!」というときは、お子さんに任せず親御さん主導で本を決めたほうがいいかもしれません。その場合も、無理強いはせず、それとなく誘導するような感じですすめてみてください。

以下に、「感想が書きやすい本」を選ぶポイントを挙げてみました。

  • 課題図書や推薦図書から選ぶ
  • 学校の先生や図書館の司書さんおすすめの本リストから選ぶ
  • これまでに読んだ本で特に面白いと感じたり、感動したりした本から選ぶ
  • 親御さん目線で「この本なら感想文が書けそう」という本をすすめる

 

本を読む

まず付箋を用意

本が決まったら、読み始める前に、“付箋(ふせん)”を2種類してください。本にペタペタ貼っていくための細長いタイプと、感想を記入するための四角いメモ型の2種類です。

 

読みながら付箋を貼る

本を読みながら、細長い付箋を「面白かった」「ドキドキした」「ハラハラした」「驚いた」「ジーンとした」など印象に残ったページに貼っていきます。
付箋に「感動した」など簡単な感想を書きこんでから貼ってもわかりやすくていいですが、何も書かなくてもいいので、どんどん貼りながら読んでいきます。

 

メモ型付箋に感想を書く

思いつくまま書く

本を読み終わったら、メモ型付箋に感想を書いていきます。箇条書きでいいので、思いつくまま、どんどん書いていってください。実際に感想文に書くかどうかはまだ考えずに、たくさん書いてください。

 

質問形式で感想を引き出す

お子さん自身であまり感想が出てこない場合は、親御さんが「このシーンはどう思った?」「どうして面白いと思ったの?」「〇〇ちゃんだったら、こんなことがあったらどうする?」などと聞いてみて、お子さんから感想を引き出してください。


低学年の場合や、この過程ですごく時間がかかってしまう場合は、メモに記入するのも親御さんがしてあげてもいいと思います。書くことに苦労して、いい感想が出てこないこともあります。親御さんの“質問力”でお子さんから、“感想文に使える”いい感想を引き出してください。

 

メモで構成を考える

「はじめ・なか・おわり」の3構成に

感想文の構成を「はじめ・なか・おわり」で考えるため、感想を書いたメモを3つに分けていきます。


「はじめ」は書き出しの部分ですが、ここには感想だけでなく、あらすじやこの本を読もうと思ったきっかけ、作者についてなどを書いてもいいです。

「なか」は感想や自分の体験、考えなどを書いていきます。

「おわり」はまとめの部分です。感想の中で一番伝えたいこと、作者の考えや本のテーマについて思ったこと、自分の考えの変化や目標などを書いて全体をまとめます。

 

構成を考えてメモを選ぶ

この3構成を意識しながら、感想を書いたメモを分類していきます。食卓など広いスペースに3つのゾーンを設けて、メモを分けていくとスムーズです。ここでは普通のメモ用紙ではなくメモ型付箋を使っているので、ペタペタ貼り替えながら分類できるようになっています。

 

分類した後は、書かなくてはいけない文章量や内容を考えて、余分なメモを省いていきます。足りない場合はメモを書き足していきます。感想以外に書きたいこと(あらすじ、作者のこと、自分の目標など)もメモ書きしておくと、構成が考えやすくなります。(これらの作業は、親御さんもお子さんと一緒にしてあげてくださいね)

 

感想文を書く

原稿用紙に書いていく

構成がまとまったら、文章にしていきます。原稿用紙の書き方は学校で習ったとおりに(わからない場合はネット等で親御さんが調べて教えてあげてくださいね)、形式にそって書いてください。

 

タイトルは、できれば「〇〇〇〇〇(本の題名)を読んで」という題ではなく、ひと工夫したものにすると、全体の出来栄えが上がります。
様々な読書感想文コンクールの入賞作品がネット上で読めるので、タイトルの付け方や文章の書き方の参考になります。感想文を書き始める前に、親子で読んでみてください。

 

本文はメモを参考にしながら書いていきますが、文章力はお子さんによって違うので、親御さんが適宜サポートしてあげてくださいね。

 

読んでみて修正する

書き終わったら、内容や文の流れがおかしくないか、声に出して読んでみてチェックしてください。

  • 文末が「です・ます」と「だ・である」が混ざっていないか
  • 一文がだらだらと長くなっていないか
  • 同じようなことを書いていないか
  • 誤字・脱字がないか

などをチェックしながら修正していきます。書き直すのは面倒くさい作業なのでお子さんは嫌がるかもしれませんが、親御さんがはげましながらトライしてくださいね。

 

まとめ

読書感想文の書き方はいろいろありますが、今回ご紹介した方法は、付箋を使いながら親御さんのサポートのもと読書感想文を仕上げる方法です。
低学年のお子さんや、読書や作文が苦手なお子さん向けになるべく、てっとり早く仕上げられる方法を考えてみましたが、自分で本を読み取る力や書く力があるお子さんには、親はなるべく口出しせず、自分でしっかり考えて書くよう見守ってあげてくださいね。

当記事が少しでも、「読書感想文」に悩む親子の参考になれば幸いです。
今日も長文をお読みいただき、ありがとうございます!

 

毎日の食事作りに悩むお母さんたちへ!無理のない食育で「頭のいい子を育てる食事」を工夫しましょう

こんにちは!

久しぶりの更新になってしまいましたが、すでに夏休みに突入!毎日の食事作りに苦労しているお母さんたちも多いのでは?

そこで今回は、読書から少し離れて「食事」についてお伝えしようと思います。

 

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“食育”を難しく考えない

食事は生きていく上で大切なことですが、毎日毎日、家族のために食事を作ることは大変なことですよね。
実はあまり料理が得意ではない私ですが、子どもが小さい頃(現在は長男は高3、次男は中2です)、“食育”の大切さに目覚め、「食育インストラクター」の資格を取りました。通信教育での勉強でしたが、食に関する知識や問題意識が増え、当時ライターとしても仕事をしていたので、「食育ライター」として食に関する記事を書いたりもしていました。

 

でも、相変わらず料理は得意とは言えず、今もどちらかと言うと毎日義務的に食事を作っています。もちろん、食育や食に関する問題に関心はあり、大切なことだと思っていますが、食育インストラクターとして、多くのお母さんたちに、

「毎日、バランスのいい食事を作りましょう!」

「食材にこだわって手作りしましょう!」

「朝ごはんは絶対食べさせましょう!」

などと言う気は全くありません!!

 

だって、しんどいですよね・・・
周囲のママ友たちも、食育と聞くと、「私、無理!料理ちゃんとしてない!」と拒絶反応を起こす人も結構います。なんか食育って、「上から目線」な感じで、忙しいママたちに、「ちゃんと料理しろ!」と強要しているように感じる人も多いようです。

 

私が目指す食育は、もっと“ゆる~い”食育です。
まずは、親も子どもも、「楽しく食べる」こと。栄養は二の次でOK!難しく考えずに、少しずつ親子で食に関心を持って、バランスのよい食事が摂れるよう工夫できたらいいなと思っています。

  (もちろん、料理好きのかたや家事や育児が大好きなかたはこの限りではありません。楽しくお料理してくださいね!)

 

食事を5W1Hで考える

子どもに食事をバランスよく摂らせるための方法として、“5W1Hで考える”という方法があります。人に何かを伝えるときによく使われる、

WHO(誰が)

WHAT(何を)

WHEN(いつ)

WHERE(どこで)

WHY(なぜ)

HOW(どのようにして)

を食生活に当てはめて考えてみるやり方です。

 

WHO(誰が)

ここでは子どもですが、幼児なのか、小学校低学年か高学年か、中高生なのか、など発達段階や、スポーツをしている、塾通いなど生活のスタイルの違いなどによっても食事内容は変わってきます。

 

WHAT(何を

何をどのくらい食べればいいのか、ということ。「乳・乳製品や卵」「肉・魚・豆」「野菜・果物・キノコ・海藻」「ご飯・パン・嗜好品」の四群から食品を選び、一汁二菜の献立にするとバランスよく栄養が摂れます。

 

WHEN(いつ)

朝昼晩の食事と生活リズムを大切にすること。間食も1食と考えて脳のエネルギー補給をすると、勉強もはかどります。

 

WHERE(どこで)

学校で友だちと食べることもありますが、やはり基本は家庭。毎日1回は家族揃って食べたいですが、難しければ週に1,2回でも。食事中の家族の会話も大切で、子どもの情緒的な発達やコミュニケーション能力に影響を与えます。

 

WHY(なぜ)

「動機付け」のこと。今は飽食の時代とも言われ、食に関して無関心だったり、好きなものばかり食べてしまう「偏食」の子どもがたくさんいます。バランスよく食べることの大切さや、「食べること=楽しい」という発想を家庭の食卓で身につけてほしいです。

 

HOW(どのようにして)

食材をどのように調理して、どのような献立で食べるかということ。本来日本人には和食の一汁二菜スタイルが理想です。欧米型の食事で肥満体型にならないか、また逆に、中高生くらいの女の子は極端なダイエットで摂食障害などになったりしないよう、気をつけてあげてほしいです。

 

以上の5W1Hを、毎日の食生活を考える際のヒントにしてみくださいね。

 

【参考文献】

「プレジデントfamily 2013年11月号」

特集「子供の知能を伸ばす料理ベスト30」

 プレジデント社

 

 

バランス重視で一汁二菜

ある説によると、「東大生に献立を考えさせたら、“一汁三菜”になる」とか。
これは、東大のある栄養学の先生が授業で料理カードを使って学生に1食分の献立を考えさせると、しっかり一汁三菜の献立の組み合わせを作る学生が多い、という結果が出たという話からの考察ですが、「やっぱり成績優秀で東大に入るような子は、しっかりバランスのよい食事をとって育ったんだな」というような印象を受けます。

 

毎食の献立を一汁三菜にするのはかなり大変なので、私は、一汁二菜を目指せばいいと思っています。お味噌汁やスープを具沢山にすれば、一汁一菜でもOKです。

 

食材を選ぶときは、先ほどの5W1Hで紹介した4群(「乳・乳製品や卵」「肉・魚・豆」「野菜・果物・キノコ・海藻」「ご飯・パン・嗜好品」)からピックアップすると栄養的にバランスのよい献立になります。

 

これは、家庭で親が食事を作る時の目安になるだけでなく、そのような献立で食事を摂ることが身についているお子さんは、中高生ぐらいになって学食やコンビニで自分で食事を選ぶ時にも、自然とバランスのよい献立を選べるようになります。好きなものばかり選んでしまう場合もありますが、理想の献立がどんな献立か知っているか、知っていないか、で将来的に食に対する感覚にかなりの差が出てきます。

 

料理で五感を鍛える

料理は、味覚だけでなく、視覚、嗅覚、聴覚、触覚と様々な感覚を使ってする作業です。なので、小さい頃からお手伝いで料理をしていると、脳にさまざな刺激を与えることになり、指先も器用になります。

 

学校の宿題や塾の勉強も大切ですが、時間のある夏休みなどには、ぜひ、お子さんと一緒に料理をしてみてください。実際に自分でやってみることで、教科書では学べないことが身につきます。料理以外も、いろんなお手伝いにチャレンジさせてくださいね。教科的には、家庭科だけでなく、算数や理科、社会の勉強につながることも学べます。

ここでは学年別に、ポイントやできることを少しご紹介しますね。無理のないことから、親子でチャレンジしてみてください。

 

◎幼児~低学年の場合

幼児~低学年のお子さんは、上手くできなかったり、時間がかかったりして、お母さんもイライラすることもあると思いますが、ここはふんばりどころ。無理なくできることから始めてください。慣れてくると、意外と“戦力”となって助けてくれることもありますよ。

  • レタスなど葉物を洗って、手でちぎる(サラダ作りのお手伝い)
  • インゲンの筋を取ったり、もやしの根をちぎったりする
  • 計量カップで調味料や牛乳などを測る(算数の量の勉強になります)
  • 電子レンジで作れる料理やおやつを一緒に作ってみる
  • 食卓にお箸や器を並べてもらう  
  • 家庭菜園で野菜を育て、一緒に料理して食べる(苦手な野菜も克服できます!) など

 

◎中学年の場合

お子さんの興味や技量に合わせて、できることをどんどんまかせてみてください。火を使う時は目を離さずに。沸騰や味の変化など、料理は“理科の実験”的な要素もあるので、理科好きなお子さんや男の子には、“お手伝い”ではなく“実験”に誘うような声がけをすると興味をもってくれる場合があります。

  • ゆで卵を作り、むいてもらう
  • 軽量スプーンで調味料を測る(算数の量の勉強になります)
  • ピーラーで野菜の皮をむく
  • 足らない食材を買いに行ってもらう
  • 野菜の産地を確認しながら買い物したり、料理をする(社会の勉強になります) など

 

◎高学年の場合

料理に興味のあるお子さんだったら、メキメキと料理の腕前は上がっていきますが、全く興味がなかったり、反抗的な態度を取られたりすると、親はあきらめがちですよね。でも、少しだけ、少しずつ、でよいので、お子さんにお手伝いをさせてください。受験勉強などで忙しい場合は、気分転換にお手伝いは最適です。料理は無理にさせることはありませんが、食卓では、お母さんがぜひ、食材のことや料理の味付けのことなど、食べながら話してあげてくださいね。

  • 子ども専用の包丁を用意し、食材を自分で切る
  • 料理の本やクックパッドなどから自分でレシピを選んで作ってみる
  • 家族の一食分(昼食など)の食費を渡し、買い出しから調理までまかせる など

 

【参考文献】

子育てハッピーアドバイス

笑顔いっぱい 食育の巻

松成容子・明橋大二 著 1万年堂出版

 

大切なのは楽しむこと

まずは、親御さんが難しく考えずに、“食べること”を楽しんでくださいね!

忙しい時や疲れている時は、ちゃんと手作りの料理が出せなくても大丈夫。スーパーのお惣菜やお弁当でもいいので、お子さんと一緒に食卓に座って、会話しながら楽しく食べてください。

 

毎食毎食、栄養バランスの取れた食事ではなくてもいいと思います。私はだいたい1週間単位で考えて、トータルでなんとかバランスが取れていればOKという感じです。平日は時間がなくて献立を工夫する余裕がないなら、土日は充実したメニューを作って帳尻を合わせるという風に。そして、ちょっと時間や気持ちに余裕のある時に、お子さんと一緒に作ってみたり、ちょっと手の込んだ料理を作ってみたりしてみてください。

 

お子さんたちにも、“食べること”に無関心になってほしくないと思っています。勉強も大切ですが、食事はそれ以上に、生きていく上で大切なこと。ご家庭でも、食事を通じて親子でコミュニケーションをとり、勉強やスポーツをがんばるためのベース作り(心身ともに)を心がけていただけたらと思っています。

 

今回は食事についてお伝えしました。

長文をお読みいただき、ありがとうございます!

 

お金をかけずに成績を上げる「自宅学習」のすすめ方②テスト対策も授業の受け方も効率よく!

こんにちは!

前回は、【お金をかけず成績を上げる「自宅学習」のすすめ方①】をご紹介させていただきました。 

 

hasemari.hatenablog.com

 


 今回はその続きで、教育YouTuber、葉一(はいち)さんの著書から気になった部分をピックアップしながら、わが家の場合などもご紹介させていただきます。

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学習計画について

無料で授業動画を配信されている、教育YouTuberの葉一さん。YouTubeチャンネル「とある男が授業をしてみた」のわかりやすさやコンテンツの充実ぶりは驚異的です。
自宅でこれらの動画を見ることで、苦手な単元を克服できたり、テスト対策ができたりするので、成績が伸び悩んでいる中学生をお持ちの親御さんは、お子さんにすすめてみてくださいね。

そして、動画とともにぜひ活用したいのが、葉一さんが書かれた自宅学習の解説書ともいうべき1冊。

 

塾へ行かなくても成績が超アップ!

自宅学習の強化書

葉一・著 フォレスト出版

この本では具体的に勉強の取り組み方などを教えてくれますが、まず大切なこととして「計画の立て方」をあげています。塾へ通う場合は塾の先生が、どんな勉強をどういうふうに、どのくらいやるなどと指示してくれると思いますが、自宅学習の場合は、自分で考えてやっていかなくてはいけません。

「学習計画」でいうと、

  • 長期計画(高校受験まで)
  • 中期計画(定期テストや実力テストまで)
  • 短期計画(1日単位や1週間単位)

の3段階にわけて勉強していく方法が紹介されています。
この「学習計画」が自分で考えられる子や、計画や勉強法のアレンジが自分でできる子は、「自宅学習で成果を出せる子」です。

一方、学習計画が立てられない子、自分がどこを勉強すればいいのかわからない子などは、自宅学習が上手くいかず、成績も伸びません。親御さんは、お子さんがどちらのタイプなのかを見極めることがとても重要だと思います。

わが家の場合、長男は小学生の頃からわりと自分で勉強するタイプ。中1までは進研ゼミで勉強し、「学校の授業やテスト範囲と進度が合わない」といって退会。中2からは自分で参考書やワークを買ってきて勉強していました。中3の受験前は、理数系の専科を受験するため塾に通いましたが、基本的に勉強はほぼ本人に任せています。

一方、次男は勉強よりも運動が得意なタイプ。前回も書きましたが部活やクラブ通いで時間がないので、勉強も効率よくやっていかないといけません。なので、私が要所要所で勉強の進度などをチェックして、方向性をつけています。兄弟でも勉強の仕方や親の関わり方は全然違いますよね。

教科別テスト対策 

中学生の勉強で、やはり一番気になるのは「テスト対策」ではないでしょうか。教科別に少しポイントをご紹介します。

【数学】

・ワークを反復学習する。余裕で解けた問題は繰り返しやる必要はなく、一応解けたけど自信がない問題や全く分からなかった問題を繰り返しやる。

・平均点を目指すなら、難しい発展問題は“すて問題”にしてやる必要なし。基礎と応用をしっかりやる

 

【英語】

・英単語の暗記は日ごろから日課として取り組む。

・中学校で習う文法はそれほど多くないので、テスト前にざっと復習する。

 

【国語】

・文章題は一度問題を解いて解答・解説を読めばそれでOK(解説はしっかり読み込む)

・漢字や文法は繰り返しやって覚える。

 

【理科】

・暗記だけでなく「実験」も需要。実験は「目的」「結果」「実験器具」をセットで覚え、「注意点」もチェックしておく。

 

【社会】

・暗記は重要だが、暗記するだけだと「テストの点数が伸びない」という落とし穴があるので、暗記とその後の演習問題をセットにして覚える。

・用語の覚え方は、関連する出来事などを“マインドマップ”に描いて覚えると分かりやすい。

 

実際に塾講師として、いろんな生徒に接してきた葉一さんの経験に基づくアドバイスは、「なるほど」と思うものが多く参考になります。

効率的な学習習慣

この本には、普段の学習のちょっとした工夫で成績を上げていくコツなどもいろいろと出ています。

例えば、学校の授業の聞き方。ただ先生の話を聞いたり、板書をノートに写したりするのではなく、「家で復習する箇所」をチェックしながら授業を受けるといいそうです。それだけで集中力が上がって眠気も起きにくくなりますし、家に帰ってから「どこを復習するか」を考えなくていいので、すぐ勉強に取り掛かれます。

さらに、「どこがテストに出るか」を予想しながら授業を聞くのもいいそうです。ゲーム感覚で「先生を攻略する」つもりで授業を聞くのも一案。普段の授業で効率よくテスト対策もできます。

これらの授業の聞き方は、普段からあまり勉強時間がとれないわが家の次男にはしっかり身につけてほしい方法だと思い、「ちゃんと(この本を)読んどいてね!」を声をかけました。連日、遅くまでクラブの練習に行っていて、授業中はウトウト・・・なんて、成績は下がる一方ですよね!塾に通えない分、学校の授業をしっかり活かしてほしいと思ってます。

また、暗記の仕方として、①夕方②寝る前③次の日の朝④さらに翌日、の4セットでやると定着率が上がる、とか、教科書で勉強したら演習問題をセットでやり、丸付けはすぐにやる、など、具体的で参考になる学習習慣がいろいろ出ています。
仮眠の取り方やスマホとの付き合い方なんかも、子どもへの声掛けの参考にさせていただいています。

保護者の心構えとして

子どもが中学生くらいになると、勉強だけでなく、普段の生活態度なども親からすると気になる点が多々あって、つい口出ししてしまったり、言い争いになったり、なんてこともありますよね。

葉一さんの本には、最後に、中学生の保護者に向けても親身であたたかい文章が寄せられています。

反抗期の子どもには、近づきすぎず、離れない、“ほどよい距離感”で接すること。「普段は無理に近づかないけど、何かあれば言ってね」というスタンスでいるのがよいそうです。

それが、この年頃の子どもにとって「安心感」につながると葉一さんは言われています。わが家でも“ほどよい距離感”を心がけたいです。



また、葉一さんのインタビュー動画では、保護者のかたから感謝のメールをもらったことに触れられていました。そのかたのお子さんは不登校で、学校で授業を受けられなかったので葉一さんの授業動画を見て勉強していたそうです。そして保健室登校でテストを受け、高得点を取って無事に卒業することができた、とのことでした。

 

まとめ

葉一さんの授業動画や書籍は、経済的な理由で塾に行けなかったり、成績が伸び悩んでいるお子さんやその親御さんにとって、最大限に活用したいアイテムですよね。

また、不登校に悩んでいるお子さんや親御さんたちも救っていると知り、なかなか感慨深くです。「葉一さんって、すごいな~」と改めてファンになってしまいました。

今後も、親子で動画や本を活用したいと思っています。
皆さんにも参考になりましたら幸いです。

 

今日も長文をお読みいただき、ありがとうございます!