親子で読書コーチング

2児の母でもあるライターが、おすすめ本や子どもの学力アップのための情報などをご紹介します。

カリスマ保育士てぃ先生の育児本をご紹介☆なるほどのスゴ技で楽しい育児に!

こんにちは!
今回は、SNSでも大人気のカリスマ保育士、てぃ先生の育児本をご紹介します。
毎日の育児で直面する“困り事”が、納得のアイデアで一気に解決するかもしれませんよ!

 

てぃ先生”って何者!?

最近は『ゴゴスマ』や『世界一受けたい授業』などのテレビ番組への出演も多く、知名度も爆上がりのてぃ先生。(読み方は“T先生”です)

もちろん、すでにご存じの方も多いと思いますが、てぃ先生はキャリア14年目の現役男性保育士さんで、YouTube(チャンネル登録者数70万人超!)やTwitterでも育児情報を発信され、多くのパパママから支持されています。

てぃ先生の公式HPはこちら↓

tsensei.com


育児本も数多く出版されています。私が最初にてぃ先生を知ったのも、職場書店に並んでいた数冊の著作から。そして、テレビでもお見かけするようになり、今はTwitterもフォローさせていただいています。

てぃ先生について個人的に思うことは、
もっと早く出会いたかった!!
ということ。

 

わが家の息子たちはもう19歳と15歳なので、もっと小さな頃に知っていれば、子育てはもっとラクで楽しいものになったはずなのに…と思ってしまいました。

 

大ヒット育児本から

そんなてぃ先生の初の育児本『てぃ先生の子育てで困ったら、これやってみ!』は、出版から重版を繰り返し、今や11万部越えの大ヒット作です。

子どもに伝わるスゴ技大全
カリスマ保育士てぃ先生
子育てで困ったら、これやってみ!
てぃ先生・著 ダイヤモンド社


私も読んでみましたが、多くのパパママが育児で直面する困り事の解決策が端的に多数掲載されています。
保育の現場で多くの子どもたちと接してきた現役保育士さんだからこそわかることや、子どもの心身の発達にそった「なるほど!」と思えるアドバイスが満載なので、これ一冊読むと、育児がかなりスムーズになると思います。

ここでは、少し抜粋してご紹介させていただきますね。

・「朝、玄関からなかなか出ない」という悩みには、駅の改札の交通カードをタッチする部分を紙に書いて玄関に貼って、カードも一緒に作ってみてはとアドバイス。電車好きの子だったら、ピッ!としたくてすぐ出てくれるはず。

・トントンしても子どもが寝ないときは、①眉間を指で上から下に優しくなでる➁こめかみから耳にそって頭をなでる③前髪を後ろかにかきあげながら頭をなでる。この3つを使っても寝なかった子はてぃ先生の経験上あまりいないそう。子どもは「寝かせよう」とすると絶対寝ないので自然体で!

・子どもがフラフラと落ち着かないときは、「ジッとしなさい!」と注意するよりも「警備員さんの真似してみて」とリクエストすると楽しそうにジッと立つ。女の子がひじをついてご飯を食べているときは、「プリンセス、食事のお味はいかが?」と聞けば背筋が伸びる。子どもがイメージしやすいもので!

・家事をしたいとか家で仕事をしたいとか、「今だけ子どもに一人で集中して遊んでほしい」というときは、大人が一方的に子どもをぽーんと放り出すのではなく、ある程度子どもがその遊びに集中してからその場を離れる。その集中のタイミングを見分けるポイントは、「子どもがひとり言をいい始めたとき」。自分の世界に集中してしっかり入り込んでから、親は邪魔せずそっと離れる。

・嫌がる子どもには、無理やりやらせるのではなく『選択』させる。「お洋服着るのとトイレ行くの、どっちからする?」と聞いて決めさせると、「自分で決められるんだ!」という満足感から案外スッとやってくれやすい。

子どもは否定語を理解するのが難しいので、子どもの望ましくない行動は否定ではなく、望ましい行動を伝えると改善が早い。「走らないで!」ではなく「歩こうね」。「走らないで」では「走る」をイメージしてしまい、よけい走りまわってしまうことも。必ず『正しい行動』を伝える。

・子どもは大人のように言葉を整理するのが難しい。例えば「あそこにおいてあるティッシュを持ってきて」という頼み事は、簡単なようで実は情報が多く、伝わりにくい。まず「お願いがあるの」と頼みがあることを伝える→「あそこのティッシュ見えるかな?」と目的を明確にする→「あれを持ってきてほしいんだ」と、してほしいことを伝える。これならほぼ伝わる。

・幼い子どもの手先の器用さは「大人がゴム手袋や軍手を2枚重ねて着けた状態に近い」そう。その状態で着替えが上手にできるか、靴をはやくはけるか、折り紙をきれいに折れるか、と想像してみると、いかに『上手に・はやく・きれいに』なんてことが子どもにとって難しいか理解できる。あせらせても悪循環になるので、ていねいにできる時間の確保を意識する。

・子どもの視野は、6歳で左右90度、上下70度。(大人は左右150度、上下120度)子どもが人や物にぶつかったとき、じつはちゃんと見ていないのではなく「見えていない」ことが多い。とくに危ない場所では大人が見本になって、少しオーバーに周りを見るようにすると、子どもはそれを真似してくれる。


どうですか?ほんの数点あげてみましたが、ほかにも、実際の子育てで直面する困り事に対して、「これは効きそう!」と思えるようなコツがたくさん載っていますよ。

おすすめ第2弾&新刊

上記のベストセラー本の第2弾も好評です。
忙しいパパママの悩みを解決しながら、子どもが自分から伸びる簡単テクニックもたくさん載っている子育て図鑑です。
〇✕形式なので読みやすく、具体的な状況がマンガでよくわかりますよ。

子どもが伸びるスゴ技大全
カリスマ保育士てぃ先生の子育て〇✕図鑑
てぃ先生・著 ダイヤモンド社



例えば、「ママ、お茶!」「ママはお茶ではありません」などのよくある会話をちょっと変えるだけで親子が一緒に成長できる、そんなお手軽なスゴ技がいっぱいです。

そして、2023年の2月の発売されたばかりの新刊がこれ。

子どもに伝わるスゴ技大全
カリスマ保育士てぃ先生
子育てのみんなの悩み、お助け中!
てぃ先生・著 ダイヤモンド社


多くのパパママから寄せられたリアルな悩みに、現役保育士であるてぃ先生がリアルに回答しています。正論だけではない、「子育てで実際に試して効果があったテクニック」を知れるので、子育てのイライラも激減!今の悩みだけでなく、今後起こるであろう悩みの解決法もわかります。

 

以上の2冊も、読む価値たっぷりの育児書ですよ!ちょっとしたコツを知っていれば、育児に余裕ができそうですよね。

 

覚えていたい子育て四訓

てぃ先生の本を読んで思うことは、てぃ先生のアドバイスは『子どもの気持ち』や『心と身体の発達』をよく理解した上でのものであるということ。

だから、なかなか改善されない子どもの行動が、先生のアドバイスどおりにやってみるとよい方向へと変化したり、悩んでばかりだったパパママも「そういうことだったのか!なるほど!」と納得できるのではないかと思います。

そして、どのアドバイスにも、子どもへの愛情がたっぷりで、「育児の困難に直面している親御さんを助けたい!」という気持ちがあふれているような気がします。

てぃ先生のアドバイスの中で、特に先生の愛情を感じたのが、『叱る』と『怒る』の違いについてのページ。
この2つの違いがわからないというパパママに対して、『叱る』は子どものことを考えたもの、『怒る』は大人の一方的な都合のもの、といい、さらに「この子が幸せになりますように」と思いながら言えたら、それは『叱った』と考えていいと述べています。
この回答に、「なるほど~」とため息が出てしまいました。


最後に、テレビやTwitterで先生が紹介されていた『子育て四訓』を紹介させていただきます。

乳児はしっかり肌を離すな
幼児は肌を離して、手を離すな
少年は手を離して、目を離すな
青年は目を離して、心を離すな

これも、「なるほど~」と思いました。大学生ともうすぐ高校生になるうちの息子たちは、「目を離して心を離すな」の時期かな?ほんとに、もっと早くてぃ先生の本を読んでおきたかったというのが実感ですが、今でも読んでよかったと思える内容です。

ぜひ、子育て真っ只中のパパさん、ママさんは読んでみてくださいね!

今回も、当ブログをお読みいただき、ありがとうございました!