親子で読書コーチング

2児の母でもあるライターが、おすすめ本や子どもの学力アップのための情報などをご紹介します。

子どもが本好きになるために!家庭の『読書環境』を整える

子どもの成長において、“環境”って大切ですよね。読書がしたくなる環境や本好きになる環境ってどうすれば作れるのか、考えてみたいと思います。

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図書館にもどんどん通いましょう!

『本好き』になるきっかけは?

このブログを読んでくださっている親御さんの多くは、自分の子に「本をたくさん読んでほしい」「本好きな子に育ってほしい」と思っているのではないでしょうか。

でも、子どもは勝手に『本好き』にはなりません・・・

中には、本が好きで自分からどんどん難しい本を読み進めていく子もいますが、そのようなお子さんは、幼少期に好きな本との『出合い』があり、読みたい時に自分のまわりに本がある、または本が手に入るという『読書環境』があったからこそ、『本好き』になったのだと思います。

反対に、周囲にあまり本のない環境で育つと、当然『好きな本』に出合う可能性も低くなり、『本好き』になる可能性も低くなります。

よく作家の方のインタビューで、「親が本好きで家にたくさん本があり、自分にとって本を読むのはとても自然なことだった」とか、「家の近くに図書館があって、毎日のように図書館に通い、図書館にある絵本や児童書はほとんど読んだんじゃないかというほど本を読んでいた」というような子どもの頃のエピソードを聞くことがあります。

作家を目指すほどの本好きを育てるのは難しいかもしれませんが、家庭でのちょっとした工夫や親御さんの心掛け次第で、お子さんに無理なく読書習慣をつけることは可能です!

家庭と家族の影響力は絶大!

多くのお子さんは、幼稚園や保育園、児童館、小学校などでも本とふれあう機会はありますが、子どもの興味や読書力(読める本の文量や理解できる内容)に合わせて継続的に本を与えられる環境は、もちろん家庭です。

なので、家庭で、親御さんが子どもの身近に絶えずいろいろな本がある環境を作り、おやつを食べたり、テレビを見たりするのと同じような感覚で、無理なく自然に本と親しめるよう工夫するだけで、読書習慣はどんどん身についていきます。

さらに、いつも身近にいる家族の影響も大きいですよね。親だけでなく、兄弟姉妹などもよく本を読む家庭なら、普段から「この本、面白いよ」「なんの本を読んでるの?」などの会話があると思います。そんな環境で育つと、本への興味が自然と広がります。

 

具体的な『読書環境』作りの例

では、具体的にどんな方法があるかというと・・・

  1. 家のあちこちにミニ本棚を作って、いつでも本を読めるようにする
  2. 定期的に図書館に行って本をたくさん借りてくる
  3. 親子でまめに本屋さんに立ち寄り、気に入った本を買う
  4. 何かのご褒美には本を買ってあげる
  5. お小遣いの一部を図書カードで支給する
  6. 親が本選びに自信がない場合は定期購読を利用する
  7. 親も自分用の本を読む
  8. 親子で本の感想を言い合う
  9. 子どもが読んでいる本に親が興味を持つ


などが挙げられます。

1は、わざわざ本棚を用意する必要はありません。わが家では家にあったプラスチックの箱をリビングのテレビの前(一番目につく場所)に置いて、図書館で借りた本や読みかけの本を入れています。

4のご褒美の本は、図書カードでもいいですね。息子たちが小さかった頃、お手伝いするごとにスタンプを押して、全部たまったら図書カードをあげる、というのを一時やっていました。

8と9は、お子さんの表現力や読解力を伸ばすのにも役立ちます。
「どんなお話?」と親御さんが質問すると、お子さんがそれに答えるには、読んでいる本の内容やあらすじを簡単に説明する必要があります。最初はうまく言えないと思いますが、繰り返すうちにうなくなり、文を読み取る力や伝える力もついてきます。


ほかにも、ご家庭ごとのアイデアで『読書環境』をつくって、親子で楽しく『読書習慣』をつけていきましょう!