親子で読書コーチング

2児の母でもあるライターが、おすすめ本や子どもの学力アップのための情報などをご紹介します。

どっちを読む!?「いただきます」が変わる衝撃の絵本2冊

こんにちは!
そろそろ10月ですが、秋の気配を感じるというよりは長引く残暑に戸惑っている人も多いのでは?

秋と言えば、「食欲の秋」がまず思い浮かぶ私。そして次に「読書の秋」。
美味しいものを食べながら、親子で話をしたり、食べ物が主役の絵本を読んだり、ゆったりと秋の時間を楽しみたいですね。

今回は、そんな時にもぴったりな2冊の絵本をご紹介します。
食育にも役立ちますよ!

 

運命を受け入れた子牛の物語

最近SNSYouTubeなどでも話題になっている絵本が『もうじきたべられるぼく』。題名からして衝撃的ですが、ラストも「そうくるか…!」と驚きがあり、しんみりとした余韻が残ります。

もうじきたべられるぼく
はせがわゆうじ・作 中央公論新社

作者はイラストレーターのはせがわゆうじさん。色鉛筆やクレヨンなどの画材で、ふんわりとしたタッチの絵を描いています。ストーリーは、もうじき食べられる牛の“ぼく”が主人公で、しずかに自分の運命を受け入れていく様子や最後の思いに深く考えさせられます。

この絵本は、タレントの山口もえさんもおすすめしていて、YouTubeで読み聞かせ動画をアップしていますよ。

https://www.youtube.com/watch?v=3QNEyQ1yb_k

また、この絵本をテーマにした歌も作られていて、可愛らしい歌声が人気の“ののちゃん”(村方乃々佳ちゃん)と、シンガーソングライターの“かっきー”(柿島伸次さん)が哀愁たっぷりに歌っています。

https://www.youtube.com/watch?v=e8kcQhlQa0I

 

この絵本を読むと、普段何気なく言っていた「いただきます」をより心を込めて言いたくなりますね。命や生き方についても、ちょっぴり考えさせられます…

 

よりリアルにわかる食肉のこと

『もうじきたべられるぼく』を読んで思い出す1冊の絵本があります。それは、同じく食肉をテーマにした絵本で、よりリアルに食肉解体の現場やそのお仕事に携わっている人を描いた『いのちをいただく みいちゃんがお肉になる日』です。


絵本 いのちをいただく
みいちゃんがお肉になる日
坂本義喜・原案 内田美智子・作 魚戸おさむとゆかいななかまたち・絵


食肉センターで食肉解体のお仕事をしている坂本さんと、その息子のしのぶくん、“みいちゃん”という牛を育ててきたおじいさんとその孫の女の子が登場する、実話をもとにしたお話です。

この本は、私が息子たちの小学校で図書ボランティアをしていた時に、教室での朝の読み聞かせに参加した時に何度か読んだ思い出の絵本でもあります。



私は、正直に言うと、『もうじきたべられるぼく』よりも、こちらの絵本のほうが泣けます…。食肉解体業や畜産業といったお仕事をされている方とその家族の葛藤や、牛のみいちゃんの気持ちまでもが痛いほど伝わってくるようで…


小学校で読み聞かせをした時は、たぶん3年生か4年生だったと思いますが、どういう反応があるのか少し不安でした。通常、子どもたち相手の読み聞かせでは、読んだ後に感想を聞いたり、読み手の思いなどを伝えたりしません。この時も、子どもたちはしずかに聞いてくれ、こちらは途中、少し泣きそうになるページがあるのですがなんとかこらえて読み終えました。子どもたちは何も言いませんでしたが、何かを受け取ってくれたように感じました。
そして、いつもなら、読後は担任の先生がすぐ子どもたちに「図書ボランティアのかたにお礼を言いましょう」などと声をかけてくださるのですが、この日は先生(20代の女性の先生でした)が無言でしばらく動かず…。どうやら絵本の内容に衝撃を受けたようで、なかなか言葉が出てこない様子でした。この先生は、音楽会の時も指揮をしながら、子どもたちの歌声に感動して泣いてしまうくらい感受性の強い方。この絵本を再度読み直してみて、そんな読み聞かせでの出来事や先生のことも懐かしく思い出しました。

食育や生き方のヒントにも

今回ご紹介した2冊は、どちらも食育につながる絵本です。お子さんに読んであげると、食事の時に変化があるかもしれません。生き物や食材、命などについて考えてみるきっかけにもなりそうです。

『もうじきたべられるぼく』は、幼児や小学校低学年のお子さんへの読み聞かせにおすすめです。『いのちをいただく みいちゃんがお肉になる日』はもう少し大きいお子さん(小学校中学年~)に。いろんな職業があることを知るきっかけにもなります。
どちらも大人の心にも響く絵本なので、ぜひ親子で読んでくださいね。

節約に貯蓄…大人が気軽に学べる「お金の本」

インフレ、円安、値上がりなど、お金に関するネガティブな話題が多い昨今…
新NISAの登場で投資という言葉も身近になり、「お金についてもっと勉強しなくちゃいけないな」と思っている人も多いのでは?

そこで、今回もお金に関する本をご紹介。
前回は子ども向けの本でしたが、今回は子育て世代が気軽にお金について学べる本をご紹介します。
(前回の記事はこちら↓)

hasemari.hatenablog.com

130万部突破のベストセラー本

私が、お金に関する本でたぶん一番最初に購入した本です。
書店に勤務していた頃、ビジネス書や実用書の売れ筋を並べたコーナーに積み上げられていて、実際によく売れていたので私も気になり、購入しました。

本当の自由を手に入れる お金の大学
両@リベ大学長・著 朝日新聞出版


2020年6月初版なので発行からもう数年経っているのですが、いまだに近くの書店では目立つ場所に平積みされています。今(2024年8月現在)、店頭で売られているのは2023年12月発行の第37刷、部数も130万部超え!
著者は、「日本一わかりやすいお金の教養チャンネル」として人気のYouTube「リベ大」の学長です。

なぜそんなに売れているのだろう…と考えてみると、やはり、「わかりやすい」というのが一番の理由だと思います。
①貯める ➁稼ぐ ③増やす ④守る ⑤使う
という5つの項目に分けて、それぞれの説明やその力のつけ方が学べる内容です。

「本当の自由を手に入れる」や、「一生お金に困らない力を身につける」などの力強いメッセージも、多くの人の心をつかんでいるのかな、と思います。

保険や通信費などの固定費の見直し方、会社員の節税や副業のしかたなどもわかるので、家計を見直したい方、もっと収入を増やしたい方におすすめです。

社会人になったタイミングでこの本と出会えていたら…かなり違った人生が送れていたかも…!!今、大学生の長男にも、読むようにすすめようと思っています。

「新NISA」について知りたいなら

上記の本でひとつ残念なのは、《増やす》のページで今注目の制度「NISA(ニーサ)」についての説明も出ているのですが、2024年1月からの「新NISA」ではなく、「旧NISA」の内容のままになっていること。NISAを始めようかな、と思っている人は注意してくださいね。(おそらく、そのうち改訂版が発売されると思うので、その時はまたご紹介します)

新NISAに興味がある方、よくわからないけどやってみたい、という方は、下記のような本を一読されることをおすすめします。
(投資は、基本的なことを勉強した上で、自己責任でお願いします)

世界一やさしい新NISAの始め方
小林亮平・著 KADOKAWA


投資の基本から始め方、銘柄選び、20~60代の年代別の戦略など、初心者がつまづきがちなポイントを、イラストでわかりやすく教えてくれます。
投資やNISAに興味があれば、まずこんな本を手に取ってみてください。

また、「証券会社の窓口ではなく、手数料の安いネット証券で始めたい」「スマホで口座を開設したい」という人には、楽天証券SBI証券などの具体的な口座の開設方法わかるムック本も出ています。チェックしてみてくださいね。

暮らしから見直すFPの本

私事ですが、今年の3月にファイナンシャルプランナー(FP)3級の資格を取得しました!収入や家計を見直す上で、個人的にFPさんに相談したことがきっかけで、私もFPについて勉強したいと思い、テキストを買って勉強しました。(3級はFPの初級なので、学生や主婦でも独学で取得できます)

そして、私がFPという仕事に注目したきっかけになった本が、この本です。

お金が貯まる人は、なぜ部屋がきれいなのか
黒田尚子・著 日本経済新聞出版


著者は、CFPというファイナンシャルプランナーの上級資格を持ち、実際にお客様のお宅を訪問して家計相談をされてきました。
その20年以上のキャリアから、タイトルにもなっている「お金が貯まる人の部屋はきれい(片づいている)」、逆に言うと「貯金がない人の家は散らかっている」という法則に気がついたそうです。

タイトルだけを見ると、「風水の本?」と思ってしまいそうですが(実は私は占いも大好き!)、占いとか精神論ではなく、著者の実績やデータから理論的に導き出された「お金が貯まる法則」は、どれも「なるほど!」と納得できるものばかりです。

見出しをピックアップしてみても、
・冷蔵庫の中が汚い家は100%食費のムダが多い
・貯まるお財布はカードが2枚入っている
・お金のプロはコンビニでお酒を買う
・現金派はキャッシュレス派よりお金が貯まりにくい
・貯蓄に集中しすぎることで思わぬ損をする
SNSで「いいね!」を欲しがる人ほど無駄遣いしやすい
…など気になる内容。日々の行動パターンや考え方など、“投資以前の暮らしの習慣”がいかにお金を貯める上で大切かがわかります。

「保冷剤がたまる家にお金は貯まらない」など、思わずドキッとする見出しも。買い物のパターンなども見直す余地ありです…

また、「お金をたくさんかけることがよい教育につながるとは限らない」とか、「親の介護は9割逃げよ」など、子どもの教育や親の介護などについても述べられています。単なる節約や貯蓄のアイデアだけでなく、人生の大切なシーンにおいての考え方の参考にもなりますよ。

今回は、お金に関するタイプの違う本を3冊ご紹介しました!
少しでも参考になれば幸いです。
最後までお読みいただき、ありがとうございます。

新札登場!お小遣いと一緒に子ども向け「お金の本」を!

こんにちは!
先日、新しいお札が発行されましたね。
実に新札発行は20年ぶりだそうで、前回のデザイン変更は2004年。次の発行時期は2044年になります。

そんな貴重な新札発行の時期に、改めてお金について考えてみるのはどうでしょうか?

今回は、お金について親子で学べる本を数冊ご紹介します。

 

新しいお札の“顔”は?

先日、2024年7月3日に、新しいお札が発行されました。1万円札は渋沢栄一、5千円札は津田梅子、千円札は北里柴三郎だということは皆さんご存じだと思いますが、改めて、どんな功績があった人なのかご存じですか?子ども向けの伝記などで、親子で再確認してみてもいいかもしれませんね。

渋沢栄一大河ドラマでも取り上げられた「近代日本経済の父」。(大河を見ていた私は、吉沢亮くんの顔がちらつきます…)津田梅子は女性が活躍する時代の先駆者、世界的な細菌学者だった北里柴三郎も多大な功績を残しています。

電子マネーの時代到来

そんな偉人たちがデザインされた新札、もう手にされましたか?
最近は電子マネーやバーコード決済で支払いをする人が多くなり、現金でやりとりする機会が少なくなった、という人も多いと思います。私も徐々に現金派からキャッシュレス派に移行し、今は現金しか使えないところ以外は、バーコード決済やカードを使っています。

子どもたちはどうでしょうか?
うちの場合は、長男は大学生なのでほとんど大人と同じで、現金、クレジットカード、バーコード決済を使い分けています。

遠方で寮生活をしている高校生の次男は、コンビニ等での買い物はバーコード決済。(私が電子マネーを送金しています)学校では生徒手帳をピッとかざせば親の口座から引き落とされるシステムで、学食などを利用。学校や部活で現金の徴収がある時は、コンビニ等のATMで現金を下ろして払っています。

便利な時代になりましたね!スマホがあれば、離れている相手にもすぐに送金できますね

今どきの小中学生のお小遣い事情はどんな様子でしょうか?
交通系ICカードを持ち歩いている小学生をよく見かけます。親がチャージしてくれたカードで電車に乗ったり、お店で買い物したりしている子も多いのでは?
小銭を数えたり、お釣りをもらったり、という機会が減り、“お金はチャージするもの”とか、“お釣り”でなはく、カードの“残高”という言葉を身近に感じながら育つ子どもが多くなっていくのではないでしょうか。

もちろん、便利なことも多いのですが、「目に見えないお金」が多い今、ご家庭では少し意識して、お金のことを子どもに教えていかなくてはいけないようにも思います。

低学年向け「お金の本」

子どもにお小遣いを渡したり、おつかいを頼んだり、という機会がお金について学べるチャンスですね!

子どもにお金を渡す前後に、こんな本を親子で読んでみてはどうでしょうか?

親子で学ぼう!お金の絵本
鈴木アツコ・著 たけやきみこ・監修 チャイルド本社


幼児から低学年向けの「お金のファーストブック」的絵本です。
最近の発行(2024,7,3)なので、今どきのキャッシュレス決済やサブスクなどの説明もあり、硬貨やお札などのお金の種類(一応、新札の説明あり)も学べます。
クイズや迷路など楽しいページ満載なので、親子で気軽に学べますよ!

小中学生向けの「お金の本」

将来の夢とか、つきたい職業などを考え始める小学校高学年~中学生頃のお子さんには、こんな本を渡してみては?

お金の図鑑
あんびるえつこ・監修 新星出版社



サブタイトルは「夢、仕事、生き方が見つかる」「お金の使い方×自分らしい人生の歩き方」。お金と仕事の関係や社会とのつながり、お金についての知識や問題など、大人も気になる内容です。

監修者のあんびるえつこさんは、「子供のお金教育を考える会」の代表をされている方。“図鑑”という形式にとどまらず、「お金をどのように稼ぎたいか」「お金はどのように使われるといいか」など、様々な問いかけがちりばめられています。

ゲーム好きにおすすめの本

「本を読むよりゲームが好き」というお子さんにぴったりの本もありますよ!
子どもたちに人気の「マインクラフト」のキャラクターと一緒に、ゲーム感覚でお金のことが学べる本です。

マインクラフト はじめてのおかねのえほん
浜田節子・著 KADOKAWA

 

お金の種類やお金のはじまり、キャッシュレスのことなどもわかりやすく説明してあり、クイズや迷路でお金の価値なども学べる内容。消費税のこともちゃんと説明してあります。

親子でこんな本を読んでから、お小遣いを渡したり、一緒にお買い物に行くのもいいですね!

今回は3冊のお金に関する本をご紹介しました。お子さんの年齢や興味に合わせて、親子で気軽に読んでみてくださいね!



カリスマ保育士てぃ先生の育児本をご紹介☆なるほどのスゴ技で楽しい育児に!

こんにちは!
今回は、SNSでも大人気のカリスマ保育士、てぃ先生の育児本をご紹介します。
毎日の育児で直面する“困り事”が、納得のアイデアで一気に解決するかもしれませんよ!

 

てぃ先生”って何者!?

最近は『ゴゴスマ』や『世界一受けたい授業』などのテレビ番組への出演も多く、知名度も爆上がりのてぃ先生。(読み方は“T先生”です)

もちろん、すでにご存じの方も多いと思いますが、てぃ先生はキャリア14年目の現役男性保育士さんで、YouTube(チャンネル登録者数70万人超!)やTwitterでも育児情報を発信され、多くのパパママから支持されています。

てぃ先生の公式HPはこちら↓

tsensei.com


育児本も数多く出版されています。私が最初にてぃ先生を知ったのも、職場書店に並んでいた数冊の著作から。そして、テレビでもお見かけするようになり、今はTwitterもフォローさせていただいています。

てぃ先生について個人的に思うことは、
もっと早く出会いたかった!!
ということ。

 

わが家の息子たちはもう19歳と15歳なので、もっと小さな頃に知っていれば、子育てはもっとラクで楽しいものになったはずなのに…と思ってしまいました。

 

大ヒット育児本から

そんなてぃ先生の初の育児本『てぃ先生の子育てで困ったら、これやってみ!』は、出版から重版を繰り返し、今や11万部越えの大ヒット作です。

子どもに伝わるスゴ技大全
カリスマ保育士てぃ先生
子育てで困ったら、これやってみ!
てぃ先生・著 ダイヤモンド社


私も読んでみましたが、多くのパパママが育児で直面する困り事の解決策が端的に多数掲載されています。
保育の現場で多くの子どもたちと接してきた現役保育士さんだからこそわかることや、子どもの心身の発達にそった「なるほど!」と思えるアドバイスが満載なので、これ一冊読むと、育児がかなりスムーズになると思います。

ここでは、少し抜粋してご紹介させていただきますね。

・「朝、玄関からなかなか出ない」という悩みには、駅の改札の交通カードをタッチする部分を紙に書いて玄関に貼って、カードも一緒に作ってみてはとアドバイス。電車好きの子だったら、ピッ!としたくてすぐ出てくれるはず。

・トントンしても子どもが寝ないときは、①眉間を指で上から下に優しくなでる➁こめかみから耳にそって頭をなでる③前髪を後ろかにかきあげながら頭をなでる。この3つを使っても寝なかった子はてぃ先生の経験上あまりいないそう。子どもは「寝かせよう」とすると絶対寝ないので自然体で!

・子どもがフラフラと落ち着かないときは、「ジッとしなさい!」と注意するよりも「警備員さんの真似してみて」とリクエストすると楽しそうにジッと立つ。女の子がひじをついてご飯を食べているときは、「プリンセス、食事のお味はいかが?」と聞けば背筋が伸びる。子どもがイメージしやすいもので!

・家事をしたいとか家で仕事をしたいとか、「今だけ子どもに一人で集中して遊んでほしい」というときは、大人が一方的に子どもをぽーんと放り出すのではなく、ある程度子どもがその遊びに集中してからその場を離れる。その集中のタイミングを見分けるポイントは、「子どもがひとり言をいい始めたとき」。自分の世界に集中してしっかり入り込んでから、親は邪魔せずそっと離れる。

・嫌がる子どもには、無理やりやらせるのではなく『選択』させる。「お洋服着るのとトイレ行くの、どっちからする?」と聞いて決めさせると、「自分で決められるんだ!」という満足感から案外スッとやってくれやすい。

子どもは否定語を理解するのが難しいので、子どもの望ましくない行動は否定ではなく、望ましい行動を伝えると改善が早い。「走らないで!」ではなく「歩こうね」。「走らないで」では「走る」をイメージしてしまい、よけい走りまわってしまうことも。必ず『正しい行動』を伝える。

・子どもは大人のように言葉を整理するのが難しい。例えば「あそこにおいてあるティッシュを持ってきて」という頼み事は、簡単なようで実は情報が多く、伝わりにくい。まず「お願いがあるの」と頼みがあることを伝える→「あそこのティッシュ見えるかな?」と目的を明確にする→「あれを持ってきてほしいんだ」と、してほしいことを伝える。これならほぼ伝わる。

・幼い子どもの手先の器用さは「大人がゴム手袋や軍手を2枚重ねて着けた状態に近い」そう。その状態で着替えが上手にできるか、靴をはやくはけるか、折り紙をきれいに折れるか、と想像してみると、いかに『上手に・はやく・きれいに』なんてことが子どもにとって難しいか理解できる。あせらせても悪循環になるので、ていねいにできる時間の確保を意識する。

・子どもの視野は、6歳で左右90度、上下70度。(大人は左右150度、上下120度)子どもが人や物にぶつかったとき、じつはちゃんと見ていないのではなく「見えていない」ことが多い。とくに危ない場所では大人が見本になって、少しオーバーに周りを見るようにすると、子どもはそれを真似してくれる。


どうですか?ほんの数点あげてみましたが、ほかにも、実際の子育てで直面する困り事に対して、「これは効きそう!」と思えるようなコツがたくさん載っていますよ。

おすすめ第2弾&新刊

上記のベストセラー本の第2弾も好評です。
忙しいパパママの悩みを解決しながら、子どもが自分から伸びる簡単テクニックもたくさん載っている子育て図鑑です。
〇✕形式なので読みやすく、具体的な状況がマンガでよくわかりますよ。

子どもが伸びるスゴ技大全
カリスマ保育士てぃ先生の子育て〇✕図鑑
てぃ先生・著 ダイヤモンド社



例えば、「ママ、お茶!」「ママはお茶ではありません」などのよくある会話をちょっと変えるだけで親子が一緒に成長できる、そんなお手軽なスゴ技がいっぱいです。

そして、2023年の2月の発売されたばかりの新刊がこれ。

子どもに伝わるスゴ技大全
カリスマ保育士てぃ先生
子育てのみんなの悩み、お助け中!
てぃ先生・著 ダイヤモンド社


多くのパパママから寄せられたリアルな悩みに、現役保育士であるてぃ先生がリアルに回答しています。正論だけではない、「子育てで実際に試して効果があったテクニック」を知れるので、子育てのイライラも激減!今の悩みだけでなく、今後起こるであろう悩みの解決法もわかります。

 

以上の2冊も、読む価値たっぷりの育児書ですよ!ちょっとしたコツを知っていれば、育児に余裕ができそうですよね。

 

覚えていたい子育て四訓

てぃ先生の本を読んで思うことは、てぃ先生のアドバイスは『子どもの気持ち』や『心と身体の発達』をよく理解した上でのものであるということ。

だから、なかなか改善されない子どもの行動が、先生のアドバイスどおりにやってみるとよい方向へと変化したり、悩んでばかりだったパパママも「そういうことだったのか!なるほど!」と納得できるのではないかと思います。

そして、どのアドバイスにも、子どもへの愛情がたっぷりで、「育児の困難に直面している親御さんを助けたい!」という気持ちがあふれているような気がします。

てぃ先生のアドバイスの中で、特に先生の愛情を感じたのが、『叱る』と『怒る』の違いについてのページ。
この2つの違いがわからないというパパママに対して、『叱る』は子どものことを考えたもの、『怒る』は大人の一方的な都合のもの、といい、さらに「この子が幸せになりますように」と思いながら言えたら、それは『叱った』と考えていいと述べています。
この回答に、「なるほど~」とため息が出てしまいました。


最後に、テレビやTwitterで先生が紹介されていた『子育て四訓』を紹介させていただきます。

乳児はしっかり肌を離すな
幼児は肌を離して、手を離すな
少年は手を離して、目を離すな
青年は目を離して、心を離すな

これも、「なるほど~」と思いました。大学生ともうすぐ高校生になるうちの息子たちは、「目を離して心を離すな」の時期かな?ほんとに、もっと早くてぃ先生の本を読んでおきたかったというのが実感ですが、今でも読んでよかったと思える内容です。

ぜひ、子育て真っ只中のパパさん、ママさんは読んでみてくださいね!

今回も、当ブログをお読みいただき、ありがとうございました!

世界や戦争のことを物語で学べる『13歳からの地政学』☆パパママにもおすすめ!

かなり久しぶりの更新です!
はてなブログPLOから無料ブログに変更した為、URLが変わりました。
よろしくお願いします!

以前は「皆さんに役立つ情報をお伝えしなければ!」と少し意気込んだ内容が多かったのですが、これからはあまり気負わず、身の回りで起こったことや息子たちとのエピソード、読んでみてよかった本などをご紹介していこうと思っています。

心機一転で再出発します。どうぞ気軽に読んでくださいね!

 

大人でも難しい世界情勢

さて、最近気になることの一つに、長引いているウクライナでの戦争があげられます。
皆さんのおうちでも、子どもから「なんでロシアとウクライナは戦争しているの?」なんて聞かれて、返答に困った…なんてことはないでしょうか?

そんなときにおすすめの本がこれ。
発売当初から話題でベストセラーになっている『13歳からの地政学』です。

13歳からの地政学

田中孝幸・著  東洋経済新報社


著者の田中孝幸さんは、国際政治記者としてのキャリア20年以上で、40ヵ国以上の国々で取材を重ねられてきました。

本書は、そんな経験に基づく知識を、高校生の兄と中学生の妹を主人公にした物語でわかりやすく紹介してくれます。

地政学ってなに?

そもそも、タイトルにもなっている“地政学”という言葉、最近よく聞きますが、私たち世代では学校で習ったこともなく、具体的にどのようなことを学ぶ学問なのかよくわからない…という人も多いと思います。

一言でいうと、地政学とは「地理的な条件に注目して、軍事や外交などの国家戦略、国同士の関係などを分析し考察する学問」だそうです。

なんか「よくわからない…」という人、多いと思いますが…

 

要は、地理的な条件(海に面してるとか、陸地に囲まれてるとかはかなり重要!)に注目して、その国の歴史や政治、経済、外交関係などを考えていこう、という学問なのかなと思います。

ウクライナでの戦争や日本での物価高なども、地政学の側面から見てみると、「なるほど!」と思えることが多いので、「難しそう」と思わずにぜひ注目してみてください。

物語だから理解しやすい

そんな地政学を親子で一緒に学べるのが、この『13歳からの地政学』です。

登場人物は高校一年生の大樹(だいき)と中学一年生の杏(あん)、それとアンティークショップの店主でその風貌から“カイゾク”というあだ名で呼ばれているおじさん。

大樹と杏の兄妹が、たまたま立ち寄ったアンティークショップでカイゾクと出会い、古い地球儀を見ながら世界のことをいろいろと教えてもらう…というストーリーです。

この本の発行日は2022年3月10日となっているのですが、さすがにまだウクライナでの戦争のことについては書かれていません。でも、ロシアや中国がなぜ領土を広げようとしているのかや、アメリカがなぜ超大国になったのか、などが書かれてあり、今の世界情勢を考える上でのおおまかなことがわかります。

そして、私がとても衝撃を受けた内容は、「核ミサイルが海の中に隠されている」ということ!日本のすぐ近くには、中国やロシアが核ミサイルを隠せる深い海がある…ということを知り、「怖っ!!」と思ったのでした…

お家で話すきっかけに

この本は「13歳から」となっていますが、普段からよく本を読むお子さんだったら小学4年生ぐらいから読めるのではないかと思います。

もう少し小さなお子さんや、高学年でも本を読み慣れていないお子さんには、親御さんがまず読んで、ニュースなどで世界の話題が出たときにでもわかりやすく説明してあげてくださいね。

そして、もっと地政学や世界のことを知りたくなったら、本をステップアップ!
地政学についての本は、マンガでわかりやすく書かれた本もあります。

マンガでわかる地政学 改訂版
茂木誠・監修 池田書店

 

ちなみに、今私が読んでいるのは下記の本です。
地政学の本ではないですが、今の世界情勢のことがよくわかります。

 

「もしコロナ感染症が世界中で広まっていなかったら、ロシアがウクライナを攻撃することはなかったかも…」など、「えっ、そうなの!?」と思うようなことが書かれています。


わかりやすい解説で定評のある池上彰さんの著作でもありおすすめです。

一気にわかる池上彰の世界情勢2023
池上彰・著 毎日新聞出版



これらの本をきっかけに、世界のことに興味を持ったり、親子で会話が広がるといいですね。

お読みいただき、ありがとうございました!

【小学低学年向け童話の選び方】絵本の読み聞かせから童話の“ひとり読み”へ、本の選び方や与え方のコツをご紹介

今回は、絵本の読み聞かせからステップアップして、お子さん自身が童話などの物語本を自分で読めるようになるコツやおすすめ本をご紹介します。

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読み聞かせと同時に

幼児期から絵本の読み聞かせを習慣にしているご家庭は多いと思いますが、小学生になると「読み聞かせはいつまで続ければいいの?」と思われる場合もあると思います。

結論からすると、読み聞かせはいつまでもOKです。「もう自分で読めるから」と無理に卒業させる必要はありません。

お子さんが「読んで」と求めれば、いくつになっても読んであげてくださいね!


もちろん、自分で読みたいお子さんには、いろんな本をどんどん与えて読書ができる環境を作ってあげてください。


一方、自分でなかなか読もうとしないお子さんには、ご家庭での工夫が必要です。
読み聞かせを続けながら、少しずつお子さんが「自分で読みたい」と思うような本を与えてみてください。
「もう自分で読めるでしょ」などと言って無理に読ませるのではなく、お子さん自身が「自分で読みたい」と思えるような環境づくりが大切です。

 

“ひとり読み”への第一歩

お子さんが興味を持ちそうな本を親御さんが選んで、「この本、面白そうだよ」と声をかけてみてください。読もうとしなくても、無理強いはせずに、親御さんが手に取って黙読したりして、親自身がその本に興味をもっている様子を示してください。すると、お子さんも興味を持ち始めることがあります。

与える本は、

  • お子さんが好きな物や人、趣味や習い事に関することがテーマの本
  • 親が子どもの頃に好きだった本や思い出の本
  • ベストセラー本や話題になっている本

などを。その本に関するエピソードを話しながら薦めてみると、より興味を持ってくれると思います。

そして、いきなり自分で読ませようとはせずに、ひと段落ごとやページごとに親と交互に読んだりして、自分で読む練習を少しずつしていけば、無理なく“ひとり読み”にステップアップしていけるはずです。

夜寝る前の読み聞かせが習慣化しているなら、「今日は○○ちゃんが読んでくれる?」など交代制にして練習してもいいかもしれません。

いつもの読み聞かせが、より充実した親子時間になるかもしれませんね!

 

低学年向け童話の選び方

もちろん、文字が大きいことが前提です(漢字がある場合は、たいていルビがふってあります)。
そして、挿絵が多く、絵本感覚で楽しめるような童話から始めてくださいね。

下記に選び方のポイントとおすすめ本をピックアップしてみました。参考にしてみてください。

 

【読みやすさから選ぶ】

特に文字が大きく、文字量も少なめの本。挿絵がたっぷりなので気軽に手に取れます。まだ文字を読むのに慣れていないお子さんは、こんな本からスタートしては?
音読するよう促して、親御さんが横で確認しながら読ませてみてください。

きいろいばけつ
もりやまみやこ・著 つちだよしはる・絵
あかね書房



おおきなおおきなおいも
赤羽末吉・作 
福音館書店


おばけとしょかん
斉藤洋・著 森田みちよ・絵 
講談社

 

 

【ロングセラー本から選ぶ】

昔から読み継がれている本は、やはり子どもを惹きつける魅力にあふれています。幼稚園や学校の図書室、図書館などにもある馴染みのある本なら、お子さんも「この本、知ってる!」と興味を持つかもしれません。

エルマーのぼうけん
ルース・スタイルス・ガネット・著 
福音館書店


ふらいぱんじいさん
神沢利子・著 堀内誠一・絵
あかね書房

 

なぞなぞのすきな女の子
松岡享子・著 大社玲子・絵 
学研プラス

 

【人気シリーズから選ぶ】

シリーズ化されて何巻も出版されている本は、面白くて子どもたちにも大人気です。気に入ったら同じシリーズから数冊読ませて、読むのに慣れてきたら他の童話も投入してくださいね。そのシリーズだけしか読まない、ということにならないように。

 

かいけつゾロリシリーズ
かいけつゾロリのドラゴンたいじ
原ゆたか・著
ポプラ社

 

寺村輝夫の王さまシリーズ
おしゃべりなたまごやき
寺村輝夫・著 和歌山静子・絵
理論社


【興味のあるテーマから選ぶ】

食べ物や動物、乗り物、スポーツなど、お子さん自身が興味のあるものが出てくる本なら、読む楽しみも倍増!親御さんはお子さんが今、何に興味を持っているかなどをリサーチして本選びに役立ててくださいね。
好きなもののほか、日常生活や学校・園などで身近に体験していることがテーマの本もおすすめです。

わかったさんのおかしシリーズ
わかったさんのクッキー
寺村輝夫・著 永井郁子・絵
あかね書房


ペンギンたんけんたい
斉藤洋・著 高畠純・絵
講談社

 

たんたのたんけん 改訂版
中川李枝子・著 山脇百合子・絵
学研プラス


まほうのじどうはんばいき
やまだともこ・作 いとうみき・絵
金の星社

 

まとめ

“読み聞かせ”から“ひとり読み”にステップアップできると、お子さん自身が自由に本を読めるようになり、読書量が格段に増えます。


この過程は、特に親が働きかけなくてもどんどん自分で読みだす“本好きタイプ”のお子さんならスムーズに進みますが、本を読むのに抵抗があったり、本以外に楽しみが多いお子さんはなかなか進みません。

でも、諦めないでくださいね!
「うちの子、全然、本を読まなくて」となげく前に、上記のような工夫をしながら、おすすめ本などから少しずつ試してみてください。

無理強いはせずに、読み聞かせも一緒に行いながら、がポイントです。

親子で“本を読む楽しさ”を実感していってもらえたら嬉しいです。


今回も長文をお読みいただき、ありがとうございます。
何かヒントや参考になることがあれば幸いです。

【絵本の読み聞かせ②】どんな本をどんな風に読めばいいの?『図書館ボランティア講座』から学ぶ年齢別の読み方や絵本の選び方

前回につづき、絵本の読み聞かせについてお伝えします。
読み方のコツや絵本の選び方など、実際にお子さんに読んであげる時に参考にしていただきたいポイントを挙げてみました。

(前回の内容は下記をチェックしてくださいね!)

 

hasemari.hatenablog.com

 

 

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ボランティア講座で学んだこと

読み聞かせのコツなどをお伝えする前に、少し私の体験談を書かせていただきますね。

私が長男を妊娠する1年くらい前のこと。わりと時間があったので、近くの公立図書館が募集していた『図書館ボランティア講座』に応募し、1ヶ月ほど講座を受けました。

講師の先生は、地元の図書館や公民館などで「おはなし会」をされている方々の間では有名だったT先生。小柄でとても可愛らしい声の持ち主で、その講座では、私たち大人の受講生たちを前に、実際の「おはなし会」さながらにいろんな絵本を読んでくださいました。

その時に強く思ったことは、
「大人でも、絵本を読んでもらうってこんなにも楽しいんだ!」
ということ。

 

T先生の読み方がとても上手だったこともありますが、この講座をきっかけに、私は絵本の面白さや読み聞かせの楽しさに目覚めました!


そして、講座の終了後はその図書館のボランティアとして登録し、一年ほど活動しました。活動内容は、グループごとに図書館や児童館で「おはなし会」を開催したり、幼稚園や小学校、地域のイベントなどに呼ばれて絵本や紙芝居を読んだり。とても楽しく貴重な体験になりました。


年齢ごとの特徴と読み方

「図書館ボランティア講座」では、子どもの発達段階に応じた絵本の選び方や年齢別の「おはなし会」の進め方などを学びました。図書館ボランティアとして「おはなし会」を開催するための内容が主でしたが、家庭での読み聞かせにも役立つポイントがたくさんありましたので、私なりにまとめてました。


0~1歳の場合

<特徴と読み方>

お子さんによって違いますが、赤ちゃんは生後10ヶ月くらいから、読んでくれるお父さん、お母さんの声を聞きながら絵本を楽しめるそうです。

読み聞かせは遊びの一環として、気軽に楽しんでください。お子さんが本の方を見ないようなら、声を聞かせるだけでOKです。“子守歌”や赤ちゃんへの“語りかけ”として、やさしい声で読んであげてください。

<おすすめの本>

  • 五感にアピールするようなリズムや繰り返しのある文が書かれた本
  • 食べ物や動物、乗り物など、お子さんが好きな物、興味のある物が描かれた本
  • 絵はなるべく写実的なものがベター(絵本の絵で物の名前を覚えるため)

 

2~3歳の場合

<特徴と読み方>
おしゃべりができるようになり、語彙が豊富になってきます。落ち着いて読み手の声を聞いたり、簡単なストーリーを理解したりできるようになります。

「本を読んでもらう」という楽しさがわかってくる時期なので、どんどん読んであげてください。お子さんが「これ、読んで」と持ってきたら、毎回同じ本でも、否定せずに読んであげてくださいね。

 

<おすすめの本>

  • ストーリー絵本(なるべくハッピーエンドの「行って帰ってくる」物語を)
  • 日常生活が描かれた絵本(食事、トイレ、着替えなど)

 

4~5歳の場合

<特徴と読み方>
想像力が芽生え、好奇心が旺盛になっていろんなものに興味を持ち始めます。徐々に好き嫌いや個性も出てきます。

刺激の強いものに惹かれる年齢でもあるので、テレビやゲームなどは控えめに。可能なかぎり、読み聞かせの時間を作って絵本を読んであげてください。そして、読み聞かせの後は無理に感想を求めず、「本=楽しいもの」というイメージが残るように読んであげてください。

 

<おすすめの本>

  • 物語絵本を中心に、科学絵本・知識絵本などもおり交ぜて
  • 読む本に迷ったら、昔話やロングセラー本を

 

5~6歳(就学前)の場合

<特徴と読み方>
小学校入学を前に、文字や文章を読めるお子さんも出てきます。自分で読めるからと読み聞かせをやめたりせず、どんどん読んであげてください。

読み聞かせの際に、文字を覚えさせようとしたり、自分で読ませようとしたりせず、ここでも「本=楽しいもの」というイメージが残るように読んであげてください。

もちろん、お子さんが字の読み方を聞いてきたら、教えてあげてくださいね。「自分で読みたい」と言ってきたら、黙読ではなく、音読で、親御さんや兄弟に聞かせるように読ませてください。

<おすすめの本>

  • 文章が長めで、少し構成が複雑な物語絵本
  • 絵本だけでなく童話も(挿絵が多く、字が大きめの童話から)

 

小学生の場合

<特徴と読み方>
1年生からひらがなの読み書きや音読を習い、自分でも読めるようになります。本以外の興味も広がってきますが、家庭での読み聞かせはなるべく続けるようにしてください。

低学年のうちは、親子のコミュニケーションの一環としても、夜、寝る前の読み聞かせは続けていきたいですね(親御さんの負担にならない程度に)。

中・高学年になっても、子どもがイヤがらなければ、読み聞かせを続けてくださいね。

 

<おすすめの本>

  • 少し長めの童話(1章ごとなど、少しずつ区切って読む)
  • シリーズで何巻も発刊されている本(シリーズものはたいてい面白く、子どもたちに人気です)
  • 科学の本や知識の本、詩集、海外の物語などいろんなジャンルの本を(親御さんも一緒に学ぶように読むと、お子さんも興味を持ちます)

 

お子さんの発達の段階はそれぞれなので、特徴は参考程度にしてくださいね。

 

まとめ

以上はだいたいの目安なので、お子さんの個性や好きなものに合わせて絵本を選んで、たくさん読んであげてくださいね。

読み聞かせの効果として「学力アップ」という項目もありますが(過去記事をご参照ください)、あまり勉強は意識させず、お子さんにとって「本=楽しいもの」というイメージが広がるように読んであげてください。

親御さんにとっては、くれぐれも「読み聞かせ=義務」にならないように、親子で楽しんでくださいね!


今回も長文をお読みいただき、ありがとうございます!
読み聞かせについてはまだお伝えしたいことがありますので、また次回に書かせていただきますね。